【親方日の丸な人々】霞が関クラウドの行く末はカオス
現在、IT業界では「クラウドコンピューティング」で祭っている最中だ。散在するコンピュータ機器を一カ所に集めてネットワーク経由で共同で使おうというもので、概念自体はコンピュータの分野では特段新しいもので
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現在、IT業界では「クラウドコンピューティング」で祭っている最中だ。散在するコンピュータ機器を一カ所に集めてネットワーク経由で共同で使おうというもので、概念自体はコンピュータの分野では特段新しいもので
菅内閣で内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に就任した蓮舫氏の著書「一番じゃなきゃダメですか?」が刊行された。大変な物議をかもしたこのセリフであるが、改めて「一番じゃなきゃダメ」だった理由について紹介し
お役人の悪口を言うときに必ず出てくるのが「ナワバリ意識」という言葉である。 しかし、リアルのお役人に「ナワバリとは何ですか?」と聞いたら、「事務分掌や責任範囲のことですよ」という答えが返ってくる。も
図書館へ行って、「行政」に分類されている棚を見ると、公務員叩き・役所批判の本で溢れかえっている。行政学の専門書よりもはるかに数が多い公務員叩きの本は、公務員叩きがもはやビジネスになっていることを表して
唐突だが、900円のカレーライスと1000円のカレーライスはどっちがお得かは誰でもわかるだろう。味に差がないなら900円のほうがお得である。 では、9000億円の税金のムダ遣いと1兆円のムダ遣いでは
国家公務員採用枠4割減という政府方針発表に対して、就活者の間で怨嗟の声が上がっている。無理もない。公務員志望と決めたら、それに専念した対策を練らねばならないのだ。よほど優秀な人間でもない限り、公務員試
予算の要求にせよ、各種の発注積算にせよ、基本は積み上げ方式のはずである。 つまりひとつの事業を行うのに必要な資材や人員の数量を見積もり、それらに各単価を乗じて、総額予算を算出する。 ところが、お役
公務員の身分保障と高給はやっかみの対象となっている一方で、国家公務員新規採用半減の方針が出されると就活者の間で悲鳴が聞かれるなど、公務員に対する思いは毀誉褒貶乱れて複雑である。 公務員叩きこそ良
前回は、公務員の焼け太り・水太りと称して、治水事業を巡る膨大な国家予算の膨張を紹介した。 今回は、同じ焼け太りでも、お役人と業者との癒着を断ち切るべく施行された法律「国家公務員倫理法」の運用に関わる
民間企業にとって顧客からのクレームは新ビジネス立ち上げのための宝の山であると言われる。 商品をほめられても「ありがとうございます」くらいしか言えないが、けなされればバージョンアップした新製品を出せる
近年は、お役所でも来庁者に対する接遇教育を行うようになっており、市民に対して無礼な態度を取る職員は減ってはいるが、民間目線だとまだまだ配慮に欠ける点は多い。特に退職後に再任用された年配職員と一部の若手
就職難の折、国家資格を取得しようとする人は増えているようだ。少なくとも手に何も職がないよりは、就職の幅は広がるだろう。ただ、企業が国家資格保有者を優遇するのは、お役所対策のためなのである。国家試験の多
今週から新人公務員に送る「合法的蓄財術」を紹介していきたい。 今のとこ公務員にとって最悪のシナリオとして想定されていることとして、国債償還が不可能になって日本が財政破綻してしまうということを常に考え
4月1日に、各省庁への新規採用者は辞令を交付され、誓約書に署名宣誓したのち、研修所に配属されたことであろう。 新社会人として、新公務員として職務に精励されることを望みたい。 組織のトップから職員訓
前回に引き続き、公務員になるためのさまざまなテクニックを紹介する。 ただ、楽をして公務員になる裏技というのは基本的には存在しない。公務員試験の合格順位(「席次」という)が採用及び採用後の配転にまで影
本連載をはじめとして、多数の公務員批判記事があるにもかかわらず、就職先としてのお役所の人気は非常に高い。 昔は「仕事が単調でつまらない」「大学に行けなかった人が糊口をしのぐために行くところ」というイ
事務系のお役人の必須スキルは文章力である。とはいっても正しい日本語を正しく使う能力ではなく、法令の規程を骨抜きにするためのフレーズ挿入のセンスが問われるのである。 この連載でも何度か紹介したが、
有給休暇取得は、労働基準法で定められた制度として労働者が有する権利であり、本来その取得に際しては、理由の申告すら必要ない。 「休みたいから休みます」ただそれだけで良いはずである。しかし、実際には何か
お役所だけはなく、世の中一般がこの20年間の間に虚礼や慣例を自粛する動きになっている。 しかし、お役所の場合は、何か事件や不祥事があるたびに、さまざまな行事を自粛して、世間様に申し開きをするのが慣例
お役所に限った話ではないが、組織の世代交代は着実に進み、2007年前後には団塊世代の退職が進み、現在はいわゆる「新人類第一世代」が枢要ポストに就き始めた。 かつて旧人類から「理解不能」と言われた世代