海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】85.9キロのマラソン完走後、ランニングウェア姿で息子の結婚式に駆けつけた66歳男性(南ア)<動画あり>

11時間28分で見事完走した。しかしオマールさんの疾走は、ここで終わらなかった。

三男の結婚式場だったダーバンにあるレストランは、午後5時半からゲストが集まり始めた。オマールさんの予定では結婚式が始まるまでに出席できるはずだったが、完走に予想以上の時間がかかり、さらにゴールのピーターマリッツバーグからダーバンまでの渋滞を計算に入れていなかった。家に帰ってシャワーを浴び、着替えてから行くつもりだったが、それも無理と悟ったオマールさんは直接向かうことにし、午後8時45分にレストランへ到着した。

オマールさんは、ゲストたちが作った花道を笑顔で歩き、新郎新婦のもとへと駆けつけた。オマールさんを抱きしめた新婦は、南アフリカの英字紙『Post』の取材に応じ、「私には最高の義父がいます。あんなに大変なレースを完走したのに、結婚式に駆けつけてくれました」と喜びのコメントを残した。

ランニングウェア姿のまま新郎新婦、妻ビルキッシュさんと記念写真に納まったオマールさん(『IOL 「Dad arrives at son’s wedding in running gear after Comrades」』より)

「デザートの時間にすら間に合わなかったが、家族や友人たちが温かく迎えてくれた」と笑うオマールさんは、メダルを首から下げて、ゼッケンを付けたランニング姿のまま新郎新婦や妻ビルキッシュさんと記念写真に納まった。思い出に残るマラソンと結婚式を終えたオマールさんは、「来年も参加する」という意気込みを残して6月10日にロンドンへ戻っていった。

画像は『Seen South Africa Instagram「Comrades to son’s wedding」』『IOL 「Dad arrives at son’s wedding in running gear after Comrades」』『USA TODAY 「A Marine heroically crawled to the finish line of the Boston Marathon and it was awesome」』『BBC 「Fridge-carrying marathon runner stopped by police」(Daniel Fairbrother)』『Metro 「Hungarian couples compete in wife-carrying race」(Pictures: Reuters)』より
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

2019年4月、米マサチューセッツ州で開催されたボストンマラソンで這ったまま完走した元海兵隊員。かつてアフガニスタンで従軍中、3人の仲間を亡くしており「3人に敬意を表して走る」と語っていた(『USA TODAY 「A Marine heroically crawled to the finish line of the Boston Marathon and it was awesome」』より)

英ハートフォードシャー州で今年1月、マラソン練習中に職務質問された男性。大きな荷物を背負っていた理由に警察官も納得したそうだ(『BBC 「Fridge-carrying marathon runner stopped by police」(Daniel Fairbrother)』より)

2022年、ハンガリーで開催されたユニークな障害物レースが話題に。参加者は妻を担ぎ、泥まみれでゴールを目指していた(『Metro 「Hungarian couples compete in wife-carrying race」(Pictures: Reuters)』より)

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