本物そっくりのケーキを作る35歳の女性ケーキ・アーティストがSNSを騒がせている。女性が作るのは野菜や果物といった身近なものから、まるでテレビの画面から抜け出したかのようなセレブなど幅広く、ケーキとわかっていても完成品にナイフが入るとギョッとする。そんな彼女が作り出す作品やケーキ・アーティストになったきっかけなどをご紹介したい。
米テキサス州オースティン在住のケーキ・アーティスト、ナタリー・サイドサーフさん(Natalie Sideserf、35)が作りだす、まるで彫刻のようなリアルなケーキが話題になっている。
オハイオ州立大学でアートを専攻していたというナタリーさんは「以前はケーキ作りなんてしたことがなかったの。大学では彫刻ではなく絵画をメインに学んでいたから」と明かし、ケーキ・アーティストになるきっかけとなった出来事について次のように述べた。
「大学を卒業した後だったわ。友人の1人に『イベント用に牛の頭蓋骨のケーキを作ってくれないか』と頼まれたの。ケーキ作りは、粘土をこねて形を作り、絵筆で細部を描いていくアートに通じるところがあるでしょう。その時の経験がきっかけで、普通とはちょっと違ったリアルなケーキ作りに興味を持ったのよ。だってケーキ作りはとても奥が深いの。突き詰めようと思えば、様々な挑戦ができるということに気付いたのよ。」
ナタリーさんは地元のパン屋で2年ほど働いてビジネスを学び、2012年に独立すると「サイドサーフ・ケーキ・スタジオ(Sideserf Cake Studio)」をオープンさせた。スタジオではケーキを販売するほか、ケーキ教室の講師もしており、2016年からは夫のデイブさんがソフトウェアの会社を退職してナタリーさんを支えた。こうしてユニークなケーキ作りに挑戦し続けてきたナタリーさんは、