公務を行った後には沿道で待ち受けた人々と握手をするなどして再び交流したそうだ。
チャールズ国王が群衆の男から生卵を投げつけられたのは、今回が初めてではない。先月9日に英ヨークシャー州にある街ヨークを訪問中にも、男が国王めがけて数個の生卵を投げつけるというハプニングが起こっていた。
この時も今回と同様に国王が群衆と交流している最中で、男は生卵を投げながら「この国は奴隷の血で作られたんだ! 俺の国王じゃないぞ!」と叫んでいたという。男はパトリック・テルウェル(Patrick Thelwell、23)という大学生で、現場で警察官達に身柄を拘束され、ノース・ヨークシャー警察に逮捕された。
英メディア『The Mirror』によると、テルウェルは事情聴取を受けた後に釈放されたが、今後はチャールズ国王から500メートル以内に近づくことや、公の場で生卵を持ち歩くことを禁じられたという。
なおルートンを訪問した国王は現地の中心部を訪れたほか、新たに建設されたシク教の寺院「グル・ナーナク・グルドワラ(Guru Nanak Gurdwara)」でルートンのシク教による炊き出し「スープキッチン・スタンド」のボランティアの人々と交流した。
グレーのスーツを着た国王はシク教徒に敬意を表すため、グレーのチェック柄のターバンを頭に巻いていた。そしてインドやネパールで交わす挨拶である、胸の前で両手を合わせる「ナマステ」のジェスチャーをする場面も見られた。
画像は『Clarence House 2022年7月6日付Instagram「The Prince of Wales, as Patron of the National Botanic Garden of Wales,」』『The Royal Family 2022年12月6日付Instagram「At the newly built Guru Nanak Gurdwara,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)