夫妻が突然このような写真を披露した理由について以下のように分析した。
バウアー氏は「これらはすべて(夫妻の目指すところが)『メーガン』というブランドを構築する道に戻ったからです。本やNetflixシリーズ、ポッドキャストなどすべては金なのです」と述べ、こう続けた。
「彼ら(ヘンリー王子とメーガン妃)にとって都合が良かったのは、女王の追悼儀式の7日間、あるいはそれ以上の期間、毎日のように撮影され、世間から注目を浴びることができたことなのです。」
ヘンリー王子夫妻は、今年6月に開催された故エリザベス女王の即位70周年記念「プラチナ・ジュビリー」に出席したが、公の場に姿を現したのはロンドンのセントポール大聖堂で執り行われた記念礼拝のみだった。
しかし女王の国葬や追悼儀式では毎日のように公の場に姿を現しており、ウィリアム皇太子夫妻と4人でサプライズ登場してウィンザー城の外に集まった群衆と交流するなどした。このことは和解不可能とまで言われているウィリアム皇太子とヘンリー王子の冷え切った関係の雪解けを期待する声と相まって大きな注目を集めた。
バウアー氏はこのことに言及し「彼らはこの間、ステージの真ん中にいたのです」と話した。そして同氏は、夫妻が新たなポートレートを急遽公開した目的はメーガン妃が王室メンバーに屈辱を与えるためだったと分析したのである。
「メーガンが興味を持っているのは、ただひとつ。それは彼女自身のことだけです。王室メンバーは犠牲者であり、そのことが彼女にとって素晴らしいことなのですから。」
先月には、ヘンリー王子夫妻が子供達の称号をめぐりチャールズ国王との間で緊張感が高まっていると報じられた。
エリザベス女王の崩御後、夫妻の息子アーチー君(3)と娘リリベットちゃん(1)は、君主であるチャールズ国王の孫として“プリンス(王子)”と“プリンセス(王女)”の称号を得ることが可能になった。しかし現在も、国王は正式な判断を下していないようだ。
「何も語らないことこそが仕事」という信念を生涯貫いた故・エリザベス女王と、どのような手段もいとわず英王室の名を営利目的とし邁進を続けると批判されるメーガン妃。女王の存命中は孫のヘンリー王子への配慮からか、この夫妻に振り回され続けた感のあった英王室であるが、チャールズ新国王は王室のスリム化を加速させる意向を隠さない。自らが身を削り、国民と痛みを分かち合おうとする新国王と、「野心」を持つことを美徳と公言してはばからないメーガン妃。両者の間に走る亀裂は、クレバスのごとく深く冷たい裂け目となっている。
画像は『Misan Harriman 2022年10月3日付Instagram「The Duke & Duchess of Sussex moments before attending the opening ceremony of @OneYoungWorld last month.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)