ギネス世界記録で「世界一背が高い存命中の女性」と「世界一背が低い存命中の女性」に認定されている2人が、現地時間20日に英ロンドンで初めて対面した。今年は「ギネス世界記録」の書籍売上総数が1億冊を超えたことを祝して定められた「ギネス世界記録の日(GWR Day)」の20周年にあたり、2人はこれを記念してホテルでアフタヌーンティーを楽しんだ。
現地時間20日、ロンドンの5つ星ホテル「ザ・サボイ」で、トルコ在住のルメイサ・ゲルギさん(Rumeysa Gelgi、27)とインドのマハーラーシュトラ州出身のジョティー・アムゲさん(Jyoti Amge、30)が初めて顔を合わせた。
ウェブデザイナーのルメイサさんは2021年5月、身長215.16センチで「世界一背が高い存命中の女性」としてギネス世界記録に認定された。
高身長の原因は、遺伝子異常による非常に稀な疾患「ウィーバー症候群」であり、成長が加速するだけでなく骨の老化が進行するという症状で、世界で50例ほどしか確認されていない。ルメイサさんはまた、生まれつき脊柱が横(側方)に曲がる脊柱側弯症に苦しみ、移動には車椅子や歩行器の助けを必要とする。
一方でジョティーさんは、2011年12月16日の18歳の誕生日に身長62.8センチで「世界一背が低い存命中の女性」としてギネス世界記録に認定された。2014年には米テレビシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー』に出演するなど、女優として活躍しており、アカデミー賞でオスカー像を手にするのが夢だという。
低身長の原因は、遺伝子変異による小人症の一つ「軟骨無形成症」で、骨の成長にかかわる軟骨の異常により、背が低いだけでなく、腕や脚も短い。
この2人の身長差は152.36センチで、