早急に準備を進めたのだった。
アリーナさんは「子供たちは普通、ディズニーランドに行きたがるものですが、エマがたった一つ望んだことは結婚式を挙げ、妻になり、3人の子供をもうけることでした」と明かすと、6月29日に行われた結婚式についてこう述べた。
「式の準備は2日とかからず、全てが寄付で賄われました。そうして行われたガーデンセレモニーには約100人のゲストが出席したのです。それは本当にかけがえのないもので、全てが上手くいきました。」
当時の動画では、薄紫のドレスを着て車椅子に乗ったエマちゃんをアーロンさんが後ろから押しているのが分かり、指輪の交換や誓いのキス、写真撮影なども行われた。
式には医師、看護師、教師、家族、友人などが出席したそうで、アリーナさんは仮りの式ではあるものの、娘の夢の実現のために協力してくれた多くの人に感謝し、このように語った。
「がんになると周りから隔離されてしまうでしょう。人と会えないということは、社交的なエマにとってはとてもつらいことでした。それがその日は、それまで面会が叶わなかったみんながエマに会いに来てくれたのです。」
「ドレスを着たエマは酷い痛みに耐え、ぐったりしていました。でもあの子は『結婚式で眠りに落ちてしまうのは嫌だから』と、痛み止めを飲まなかったのです。」
こうして無事に式を終えたエマちゃんは、12日後の7月11日、10歳の短い生涯を終えた。両親はエマちゃんの夢を叶えることができたことを心から喜んでいるそうで、アリーナさんは最後に、DJ君についてこんなふうに語った。
「あんなに優しい心を持った子はいないでしょうね。彼は思いやりがあり、心からエマを愛してくれているのですよ。」
そしてこのニュースには「両親の胸のうちを思うとつらい。でもこれが純粋な愛と友情というものだろうね」「涙が溢れて止まらない」「美しい。でもなんて悲しいのだろう」「DJ、あなたの未来が希望に満ちたものでありますように」「エマちゃん、安らかに」といったコメントが寄せられている。
画像は『New York Post 2023年8月7日付「Little girl, 10, ‘marries’ boyfriend days before dying of leukemia」(Kennedy News/Erick Messer)(Kennedy News and Media)』『The Mirror 2023年8月8日付「Girl, 10, has dream ‘wedding’ to childhood sweetheart days before dying of leukaemia」(Image: Kennedy News/Erick Messer)(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)