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writer : ac

【海外発!Breaking News】末期がんの男性、結婚式場でバージンロードを歩く妻を背に亡くなる「運命は残酷」(スコットランド)

20年以上前に知り合い、5人の子供をもうけた女性との結婚式を楽しみにしていた57歳の男性が、式場の祭壇の前で亡くなった。男性は末期がんでバージンロードを歩く女性に背を向けて座っており、そのウェディング姿を目にすることはなかった。『New York Post』『WalesOnline』などが伝えている。

スコットランド南西に位置するノース・エアシャー在住のポール・ウィンさん(Paul Wynn、57)は2019年10月、友人宅で仲間を前にアリソンさんにプロポーズした。

2人はエホバの証人の活動を通して1999年に出会い、その後くっついたり離れたりを繰り返しながらも20歳、15歳、13歳、8歳、4歳の5人の子供に恵まれ、結婚式を今年7月16日に行うことに決めた。

ところが今年5月、ポールさんは急激に体重が減って頻繁に鼻血を出すようになり、膵臓がんと診断された。がんの進行は早く、先月17日には医師から「がんは肝臓と肺に転移し、肺には血栓ができています。余命は6週間から2か月でしょう」と告知を受け、アリソンさんは無力感に打ちのめされた。

それでもアリソンさんは「ポールの最期の夢を叶えよう」と結婚式を3週間ほど早め、式の日程を告知から8日後の6月25日に変更した。

式当日の午後2時前、約20人の家族や親しい友人が見守る中、ポールさんはスコットランドの伝統衣装キルトを身に着けて椅子に座り、式場の祭壇の前で待機した。

スコットランドの伝統衣装キルトを身に着けたポールさんと息子たち(画像は『Mirror 2021年7月2日付「Groom dies at the altar as his bride is walking down the aisle with their son」(Image: Submitted/Kilmarnock Standard)』のスクリーンショット)

アリソンさんは「ポールは式の前、少しだけ具合が悪そうにしていましたが、キルトを緩めてやると少し楽になったようでした。全ては予定通りでしたが、私は式の直前に花を忘れてしまったことに気付き、友人に届けてもらったのです。それで建物の外で花を受けとり、10分ほど遅れて式場に入りました」と振り返り、

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