結局手に負えなくなって地元の動物管理局へ連絡して対処してもらうことになり、最終的にコウモリは外へ繋がる非常口から飛び去ったという。同映画館は観客に払い戻しを提案したが、ほとんどの観客はそのまま残って映画の続きを見る選択をしたそうだ。

コウモリをモチーフにしたキャラクターであるバットマンの映画の上映中に本物のコウモリが迷い込んでしまったというこの珍事は大きく話題を呼び、「かなり臨場感のある映画だったね」「新たな映画の鑑賞方法が誕生した」「4D映画かな？」「映画の新しい宣伝方法かも」などジョークを飛ばすコメントが相次いだ。

なお同映画館でマーケティング・コミュニケーションディレクターを務めるアネリーゼ・ホリオークさん（Annelise Holyoak）は、今回の件はイタズラをしようとした一部の観客の仕業である可能性が高いことを明かした。また同様の事態が発生しないようにセキュリティを強化する考えで、観客の入館時には手荷物のチェックを行うことが決まったという。

今回のように珍しい場所に野生動物が現れたケースは過去にも発生しており、米カリフォルニア州で2匹のアライグマが営業時間前の銀行に侵入したニュースも話題を呼んでいた。

画像は『J　2022年3月5日付Twitter「I’m at the Batman movie and there are real bats in the theater」』『Vincent Genovese　2022年3月6日付Twitter「I was there.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）