アメリカで6本の脚と2本の尻尾を持った子犬が誕生した。すべての脚は正常に動き、その他の機能についても他の子犬と変わらなかった。母犬には見放されてしまったものの、飼い主が哺乳瓶でミルクを与え元気に育っているという。『News Channel 9』などが伝えている。
米オクラホマ州オクラホマシティの民家で今月16日、オーストラリアン・シェパードとボーダー・コリーのミックス犬が誕生した。そして9匹生まれた子犬の中で、1匹だけが6本の脚を持っていた。
同地域にある動物病院「Neel Veterinary Hospital」によると、“スキッパー(Skipper)”と名付けられたこの子犬は、頭や胸などは正常だが骨盤を2つ持ち、後ろ脚が4本で前脚と合わせて6本の脚がある。さらにはそれぞれのお尻に尻尾が生えていた。
レントゲン写真には骨盤あたりから背骨が2本に分かれていることが確認でき、下半身が2匹分に相当する構造となっている。これにより脚や尻尾だけでなく、生殖器や尿路など一部の内臓も2つずつあるという。
担当獣医は「恐らくもう1匹きょうだいがいたと思われ、母親のお腹の中でそれぞれの胎児として完全に分かれることができなかったのだと思います」とスキッパーの状態を推測している。
スキッパーはすべての脚を動かすことができ、