今月20日、米カリフォルニア州レッドウッド・シティの銀行に強盗が押し入っているとの情報が入った。強盗犯の人目もはばからぬ大胆な行動とまるで映画のような侵入方法、そして意外な正体が話題になっている。『ABC7 New York』『The Guardian』などが伝えた。
20日の朝、開店前の銀行で男性が出金しようと外付けのATMを利用していたところ、銀行内に2匹のアライグマの姿を見つけた。
最初は「机の上に飾られたぬいぐるみだろう」と思ったそうだが、それらが動いていることから男性は生きたアライグマだと気付いたという。
男性からの通報を受けたペニンシュラ動物愛護協会&動物虐待防止協会(以下、PHS/SPCA)はすぐに銀行に向かい、アライグマが安全に店内から出ていくよう救出を試みた。
PHS/SPCAのコミュニケーションマネージャーを務めるバフィー・マーティン・ターボックスさん(Buffy Martin Tarbox)は、その時のアライグマたちの様子をこのように話している。
「我々のもとに銀行破りの連絡がくることなんて滅多にありませんが、今回の盗人は野生動物だっていうんでね。我らが出ていくのが適切だと思いました。」
「銀行のマネージャーが我々救出チームを中にいれてくれました。10分ほど彼らを追いかけた末、ようやく追い払うことができましたよ。」
「どうやら2匹は銀行がお気に召したみたいで、なかなか出て行ってくれませんでした。2匹は怪我もなく無事ですよ。」
本来であれば銀行強盗事件には警察の捜査がつきものだが、