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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ウーバーイーツのアカウントが乗っ取りに! ケンタッキーフライドチキン6千円分を引き落とされた女性(スコットランド)

「これは因果応報よ!」と記して配達完了のお知らせ画面を投稿した。この投稿にコメント欄は「面白すぎる。よくやった!」「最高な仕返しだ! 笑い過ぎて息ができないよ」「犯人の反応をぜひ見てみたいね」と笑いの声で溢れていた。

実はウーバーイーツのアカウントハッキング被害はここ数年、世界中で頻繁に発生している。

アメリカ在住の男性は仕事中にウーバーイーツのアプリから通知が止まないと思ったら、頼んでいない注文が自分のクレジットカードから引き落とされていたという。しかもオーストラリアで注文されており、金額もアメリカドルではなくオーストラリアドルで引き落とされていたというのだ。

またほとんどウーバーイーツを使っていなかったと話すカナダ在住の女性は、英語設定にもかかわらず中国語で注文完了の通知が届いた。女性はすぐに警察に通報したが、その間も注文が次々と行われてしまい、約300カナダドル(約26,000円)が引き落とされてしまったそうだ。

米オースティンを拠点に個人情報保護サービスを提供する会社に勤めるアダム・タイラーさん(Adam Tyler)は、アカウントのハッキングについて次のように見解を述べている。

「恐らくパスワードなどの情報は、ウーバーイーツから漏れているものではありません。他のサービスで漏洩したフルネームやメールアドレス、パスワードなどの情報が一度でも犯人たちの手に渡ると、それをウーバーイーツのような他のサービスで使えるか試していくのです。盗まれた情報はオンラインのブラックマーケットで販売され、より多くの人の手に渡ります。」

アダムさんの話を聞けば、同じパスワードを複数のサービスで使い回すことの恐ろしさがよく分かる。

エマさんは「ウーバーイーツを利用している人は、ハッキングされてしまった時のことを考えて、クレジットカードの利用履歴や残高に注意しておいた方がいいです」と呼びかけた。

そして「今回は風変わりな方法で犯人に因果応報をもたらすことができました。もしお金が返ってこなかったとしても、面白かったので良かったと思います」とエマさんは続けており、今回の復讐に満足しているようだ。

画像は『Daily Record 2021年3月15日付「Raging Scot posts box of dog poo to Uber Eats hacker who used bank card for £40 takeaway」(Image: Submitted)』『Emma Crombie 2021年3月14日付Facebook「OK so after the scumbag who stole my card details from Uber eats and treated themselves to a feast..」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

配達追跡サービスを利用して無事に届いたことを確認したエマさん(画像は『Emma Crombie 2021年3月14日付Facebook「OK so after the scumbag who stole my card details from Uber eats and treated themselves to a feast..」』のスクリーンショット)

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