頭がしっかりと挟まっており、そう簡単に助けることはできなかった。持っているものを使って何とかできないかと考えたジョシュさんたちは、手指消毒液を使うことにした。

消毒液をリスの体に塗り、滑りを良くして引き抜こうという作戦だった。消毒液を塗った後、数分ほどリスの体を優しくひねったり回したりすると、ようやくリスを助け出すことができた。

救出されたリスの頭頂部は赤くなっており、もがいていた時に摩擦で擦り傷ができてしまったようだ。それでもリスは元気で、手袋越しにジョシュさんの人差し指に噛みつき、そのままどこかへ駆け足で去っていった。

リスに噛まれたジョシュさんにケガはなかったそうで、コハセット警察署は「みんな大笑いしながら、リスに噛みつかれて叫んでいるジョシュさんの写真を撮りました」と、Facebookで報告している。

滑稽な姿で助けを待っていたリスの写真が多数のメディアで報じられると、「大笑いしたよ」「これは最高のニュース」「助けてくれてありがとう！」「リスを救出するのも、地域社会のためになるもんね」「こんなニュースを見ていたい」など、ジョシュさんたちへ感謝の言葉や称賛のコメントが寄せられた。

ちなみに昨年5月には米オクラホマ州で、「ヘルプ！」の叫び声に駆けつけた警察官らが、声の主の正体を知って爆笑する様子を捉えたボディカメラの映像が、大勢の笑いを誘っていた。

画像は『Cohasset Police Department, Cohasset MA　Facebook「We get a lot of strange calls.」』より
（TechinsightJapan編集部　iruy）