writer : sekihara

【完全保存版】話題のメーガン妃、生い立ち、女優時代のドラマ『SUITS/スーツ』、ファッション、キャサリン妃との対立、新たな暴露本まで知りたいこと丸ごと大公開!

メーガン妃(メーガン・マークル)はアメリカ人の元女優で、英王室ヘンリー王子の妻。王室との確執や義理の兄嫁であるキャサリン皇太子妃との対立、新暴露本『Endgame』などで常に話題のメーガン妃について徹底解説。その生い立ちからドラマ『SUITS/スーツ』に代表される女優のキャリア、身長、ファッションに至るまでテックインサイト編集部が徹底的に紹介。

1.メーガン妃って誰?
イギリス王室のヘンリー王子と2018年5月に結婚したアメリカの元女優がメーガン妃(一部ではメガン妃と表記)。ヘンリー王子は、チャールズ国王と故ダイアナ妃の次男で、祖母は在位70年を記録した故エリザベス女王。兄で長男のウィリアム皇太子は次期国王になる予定。ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は、2020年1月に英王室を離脱して米国で暮らしている。2人の子供、アーチー王子とリリベット王女に恵まれる。1981年8月4日生まれの42歳。身長については諸説あり、168cmまたは170cmとされている。
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2.メーガン妃の生い立ち~女優時代(ドラマ『SUITS/スーツ』に出演)
メーガン妃は、米ロサンゼルス生まれでTV業界の照明ディレクターだった父親と、先祖が奴隷だったアフリカ系アメリカ人で、ヨガインストラクターだった母親のもとに“レイチェル・メーガン・マークル”として生まれた。6歳のときに両親が離婚し、母親とともに暮らす。11歳の頃には放課後になるとたびたび父の職場(撮影現場)を見学していた。その11歳の時にのちのライフワークの礎となる出来事が起こる。台所用洗剤のCMに「アメリカ中の女性が鍋やフライパンの油汚れと戦っている」というキャッチフレーズがあり、それに同調したクラスの男子の発言にショックを受けたメーガン妃。そこで当時ファーストレディであったヒラリー・クリントン氏に手紙を送ったところ、激励の返事が届き、キャッチフレーズは「アメリカ中の人々が鍋やフライパンの油汚れと戦っている」と“女性”から“人々”へ変更された。メーガン妃は11歳にして初めて性差別と闘い、それを自らの行動で改善できる経験をした。また13歳で初めてアルバイトをしたが、時給はわずか4ドルで、仕事の内容はアイスクリームを注文に応じてすくうこと、そして週末のゴミ出しだったという。高校はハリウッドにあるカトリック系のお嬢様私立学校イマキュレート・ハート高校に通い、ノースウエスタン大学に進学して演劇と国際関係を同時専攻した。また学生時代からホームレスへの炊き出しのボランティアに参加していた。
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2002年に女優デビューしたメーガン・マークル。その後10年近くは鳴かず飛ばずの日々を過ごしていた(2012年5月撮影)

このような生い立ちを経て、2002年に「メーガン・マークル」として女優デビューを果たすが順調な滑り出しとは言えず、アルバイトと掛け持ちで少しずつショービズの仕事をこなし、生活費に充てていた。そんななか2011年から2018年までメインキャストの1人(弁護士志望のパラリーガル、レイチェル・ゼイン役)として出演したテレビドラマシリーズ『SUITS/スーツ』がヒットし高評価を受けたことで、キャリアは大逆転。出演期間に計5.4ミリオン(約6億円)を稼いだと推測しているメディアもあるほど、女優として知名度を上げることに成功した。
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『SUITS/スーツ』のレイチェル・ゼイン役に抜擢され、知名度を上げたメーガン・マークル(2015年6月撮影)

2023年12月にはメーガン妃が米コーヒー会社のプロモーション動画にカメオ出演し、久しぶりに女優としての演技を披露した。同社に投資するメーガン妃は従業員の1人として登場し、商品を箱詰めしたり、デスクでタイピングしたり、忙しく働くスタッフを演じた。動画の視聴者からは「メグが本業に戻った」といった声が寄せられた。
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3.ヘンリー王子との出会い、そして成り上がり
2016年7月、共通の友人がきっかけでメーガン・マークル(当時)は英王室のヘンリー王子と知り合う。同年10月になると、メーガンとヘンリー王子が交際しているというニュースが持ち上がる。翌11月にはヘンリー王子がメーガンとの交際を公表。そして翌2017年11月に2人は婚約を発表した。メーガンはやんちゃなモテ王子・ヘンリー王子を見事に射止めたことになる。実はメーガンには2011年から2014年までアメリカの映画プロデューサー、トレバー・エンゲルソン氏との婚姻歴があり、ヘンリー王子は初婚だが、メーガンにとって結婚は2度目となる。
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トレバー・エンゲルソン氏と結婚も別居を始めた頃のメーガン・マークル(2013年5月撮影)

そして翌2018年5月19日、およそ10万人の観衆が見守るなか、華やかなロイヤルウェディングを行ったヘンリー王子&メーガン妃。女優業を引退したメーガン妃は、この結婚により、サセックス公爵夫人となった。バージンロードの前半を1人で歩いたり、誓いの言葉から「obey(従う)」を削除したりするなどいわば“メーガン妃流”の挙式となった。他にもアフリカ系のルーツも挙式に取り入れられメーガン妃に配慮したと見られる趣向がなされた。この挙式にメーガン妃の父親は健康上の理由で直前になって出席を取りやめ、以前から険悪な関係にあった異母兄姉ははじめから招待されていなかったため、花嫁側からは母ドリアさんのみが出席した。
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4.英国王室内での孤立とキャサリン皇太子妃との戦い
しかしながら、この結婚もまたすべて順調とは言えなかった。メーガン妃はイギリス国籍の白人ではなく褐色の血が混じるアメリカ人で、そして本人に離婚歴と兄に逮捕歴がある。そんなことからバッシングを受けたり、「人気の王子に嫁ぐ女性としてキャサリン妃ほどの支持は得られていないだろう」などと予想されたりしていた。
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そのキャサリン妃(現キャサリン皇太子妃)&ウィリアム王子(現ウィリアム皇太子)夫妻、メーガン妃&ヘンリー王子夫妻は“ファブ4(素晴らしき4人組)”と呼ばれ、否応なく注目・比較されるようになる。たとえば結婚翌々月にウィンブルドン選手権をメーガン妃とキャサリン妃が並んで観戦すると、2人のファッションに注目が集まるなど日常茶飯事に。のちにこの2人についてヘンリー王子は「初対面の時から(メーガン妃とキャサリン妃は)馬が合わなかった」と自身の回顧録『Spare』で告白している。また2020年11月発売のヘンリー王子・メーガン妃夫妻の伝記本『FINDING FREEDOM』には、メーガン妃はともに英王室に嫁いだ者同士、キャサリン妃と親密になれることを期待していたが、いつまでも距離を縮めようとしないキャサリン妃にメーガン妃が「失望した」と綴られていた。またある報道によると、王子と結婚してロイヤルファミリーの一員になった頃から、メーガン妃は皇太子夫妻の方が自分たちより上位にあることや、自分が皇太子妃の脇役であることを不快に思っていたという。またメーガン妃は自身のことを自分の力でキャリアを築き、慈善活動にも精通していると自負。王室に対して一つや二つ教えることができると考え、キャサリン皇太子妃よりも自分の方が発言する権利があると思っていた。
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5.メーガン妃&ヘンリー王子夫妻の英国王室離脱
そんななか2020年1月、これまで数々の伝統を打ち破り、“サセックス流”を貫いてきた“サセックス公爵夫妻”ことヘンリー王子・メーガン妃夫妻が電撃発表をする。その内容は、英王室という制度のなかでこれまで通りエリザベス女王をサポートしていくことに変わりはないが、今後は夫妻がより進歩的な活動を行っていくために、現在の高位王族というポジションから引退し、経済的にも自立していく意向であるというもの。結果、2人は英王室を離脱し、英国を離れ、米カリフォルニアに移り住む。“Megxit/メグジット” (メーガン妃夫妻の王室離脱)という新語が登場するなど大きな話題となった2人はその後、イベント出演で高額報酬を得たり、Netflixとの契約で約160億円を獲得したとも言われている。
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英王室を離脱する前のヘンリー王子とメーガン妃。1年後には“Megxit/メグジット”と世間を騒がせることになった(2019年7月撮影)

6.新暴露本『Endgame』の発刊による大騒動
これまでヘンリー王子による回顧録『Spare』などで英王室に不利益な告白がなされてきたが、新たに2023年11月28日発売のオミッド・スコビー氏による英王室暴露本『Endgame(原題)』をめぐり大騒動が勃発。ヘンリー王子とメーガン妃夫妻のもとに生まれてくる子の肌の色を懸念した王室メンバーが、チャールズ国王とキャサリン皇太子妃であると同書オランダ語版に記載されていたためだ。これを受けオランダの出版社は同日夕刻、同書を書店から撤去して発売を一旦中止したが、この名前を英毒舌司会者ピアース・モーガンが生放送中に暴露したことで世間に大きな衝撃を与えた。現君主であるチャールズ国王と英王室高位の人気メンバー、キャサリン皇太子妃の人種差別的発言というスキャンダルに、バッキンガム宮殿は法的措置を考慮しており、ある議員はサセックス公爵夫妻の称号を剥奪するよう議会に求める法案を提出する意向を明らかにしていると報じられている。もともと実名は挙げなかったものの、メーガン妃の妊娠中に子の肌の色を懸念した王室メンバーがいることを告白したのは、メーガン妃自身である。
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第1子を妊娠中のメーガン妃。2021年には、お腹の子の肌の色を懸念した王室メンバーがいると自ら暴露していた(2019年2月撮影)

7.キャサリン皇太子妃と比較されがち! メーガン妃のファッション(ドレスなど)
2018年5月に、フランスのファッションブランド「ジバンシィ」によるウェディングドレスを纏って、華々しく英王室入りしたメーガン妃。結婚翌月にヘンリー王子抜きでエリザベス女王の公務に同行した際には、メーガン妃は黒いベルトとケープ風の襟元がアクセントになったオフホワイトの清楚なドレスをチョイス。小ぶりのクラッチバッグを合わせた上品な装いを見せたが、このドレスとクラッチバッグはともに「ジバンシィ」のオーダーメイド。前月の挙式で妃が着ていたウェディングドレスを手がけたクレア・ワイト・ケラー氏によるデザインだった。どうやらメーガン妃は同ブランドが好みのようで、“勝負服”は「ジバンシィ」とも言われている。
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また2018年10月のオーストラリア訪問でメーガン妃が着用していたのは、同国のデザイナー「Karen Gee」のノースリーブの白い膝下丈ドレスに、ヌードカラーのスエードパンプス。メーガン妃が着用したことで一気に注目が集まり、この日「Karen Gee」のウェブサイトは一時クラッシュしてしまうほどの人気ぶりで “メーガン効果”が発揮された。またビーチでは豪メルボルン出身のデザイナー「Martin Grant(マーティン・グラント)」の茶色×白のストライプ柄、プリーツ入りのマキシ丈ワンピース(約16万円)に、エスパドリーユを専門とするスペインの老舗ブランド「CASTAÑER(カスタニエール)」の黒のサンダルを合わせていた。オーストラリアでは英王室ではタブーとされる“肩出しファッション”をいずれもチョイスしていた。
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▶▶ビーチではマキシワンピースにサンダル姿、タブーとされる“肩出しファッション”を披露

そして同年同月にトンガを訪れた際には、メーガン妃が自身のロイヤルウェディングで初めて身に着けた義母・故ダイアナ妃愛用の指輪を再びはめていた。これは1990年代に故ダイアナ妃が英宝飾ブランド「Asprey」に依頼した巨大なアクアマリンの指輪で、約1200万円の価値があるとされている。またチャールズ国王から結婚祝いに贈られた92個のダイヤモンド(計2.6カラット)を連ねたブレスレット(推定約90万円)を着けている姿もたびたび目撃されている。
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他にも2019年9月に南アフリカで性的暴行の事件現場を訪問した際には、白いタンクトップ風のトップスにジーンズを合わせたメーガン妃。「(妃が)ジーンズなんて!」と批判が飛び出したという。これまで“ストッキングを穿かずに素足”や“肩を露出したドレス”など度々「王室の掟」を破ってきたメーガン妃、ファッションについても型破りな一面を見せてバッシングされることも珍しくなかった。
▶▶「妃がジーンズなんて!」と批判が飛び出したメーガン妃のジーンズ姿

一方でキャサリン皇太子妃は、スーツやワンピース姿で公務に現れることが多い。義母・故ダイアナ妃や、義祖母・故エリザベス女王のアクセサリーを身に着けることもある。ハイブランドだけでなく、ときにはスペイン発のブランド「ザラ(ZARA)」のブレザーを着回したり、300円のイヤリングを着けて現れたりして庶民的な一面も見せている。総じて皇太子妃のファッションには称賛の声が多く聞かれている。
(TechinsightJapan編集部)