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writer : ac

【海外発!Breaking News】「クモが足の親指の中で産卵した」と語る男性 専門家は猛反論(英)

中からクリーム色の膿が出てきたそうで、コリンさんは「その液体の中にクモの卵が入っていた」と主張した。

足の親指が腫れて紫色に変色後、感染症に罹ったようになった男性。患部にメスを入れると、クリーム色の膿の中からクモの卵が出てきたという(画像は『New York Post 2023年11月28日付「Wolf spider lays eggs in man’s toe, baby hatches inside: ‘Eating its way out’」(Courtesy of Colin Blake)』のスクリーンショット)

こうしてイギリスに戻ってきたコリンさんは、病院で「クモが足の親指を噛み、中で卵を産んだ」と訴えて注目され、患部の腫れを抑えるための抗生剤が処方されていた。完全な回復は時間の問題とのことだが、噛んだ個体は、南アフリカからフランスに貨物船に紛れてやってくる「ペルビアン・ウルフ・スパイダー(ペルーのコモリグモ)」だろうということで、コリンさんはこうも語っていた。

「実は噛まれてから4週間後、親指の中に異物を発見してね。きっと最初に患部をメスで切った時、クモの卵が1つだけ残っていて孵化したに違いないんだ…。ただ赤ちゃんは、私の足の親指を食べながら外に出ようとしていたようでね…。患部を再びメスで切った後、摘出された。私は『死骸をキープしたい』と言ったけど、断られたよ。」

「親指の中で卵が孵化し、外に出ようとしていた」と語るコリンさん。患部には再びメスが入れられ、赤ちゃんの死骸が摘出されたという(画像は『New York Post 2023年11月28日付「Wolf spider lays eggs in man’s toe, baby hatches inside: ‘Eating its way out’」(Courtesy of Colin Blake)』のスクリーンショット)

しかしながらクモの専門家は、「クモが人間の足に卵を産み付けるなどということはあり得ない。またコモリグモの毒は弱く、人間が噛まれても赤くなったり腫れたりするだけだ」と語っており、英ノッティンガム大学のサラ・グッドエーカー博士(Dr. Sara Goodacre)もこう反論した。

「クモの毒はミバエを麻痺させるもので壊死性はない。またコモリグモは産んだ卵を糸で包んでコットンボール状にし、それを腹後方に付けて生活する。卵を糸で包むには時間がかかるし、膿が溜まった傷の中で卵が生存できたという話は聞いたことがない。」

グッドエーカー博士はほかにも、「ヨーロッパのコモリグモに関して言えば、人間の皮膚を突き破ることは不可能だ」と述べており、「クモの生物学について知っている者として、彼の主張は全く真実ではない」と結論づけた。

問題のコモリグモは南アフリカからフランスに貨物船に紛れてやってきた個体と思われ、毒は弱いという。専門家は「クモが人間の足に卵を産み付けるなどということはあり得ない」と述べていた(画像は『New York Post 2023年11月28日付「Wolf spider lays eggs in man’s toe, baby hatches inside: ‘Eating its way out’」(vmenshov - stock.adobe.com)』のスクリーンショット)

ちなみに今年1月には、ベトナム北部ハイズオン省に住む58歳の女性の脳や体から寄生虫が発見されていた。女性はベトナム料理である“ティエットカイン(Tiet canh)”と呼ばれる豚の生血で作ったプリンを毎月食べていたという。

画像は『BBC 2023年11月29日付「Cramlington man claims spider laid eggs in his toe」』『New York Post 2023年11月28日付「Wolf spider lays eggs in man’s toe, baby hatches inside: ‘Eating its way out’」(Courtesy of Colin Blake)(vmenshov – stock.adobe.com)、2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』『封面新闻 2023年4月21日付「视频慎点!女子耳鸣、听力下降 竟然是耳朵里爬进了它」』『NEJM 2023年10月25日付X「A woman with hypertension presented to the clinic with a 4-day history of abnormal sounds in her ear.」』『Zing 2023年4月11日付「Sán làm tổ trên não vì thích ăn tiết canh giải nhiệt」(Ảnh: Liputan6)』『捜狐 2023年2月24日付「可怕!男子眼皮有虫游走,多家医院无法治疗…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ウェールズで2022年8月、10歳女児が就寝中に毒グモに噛まれる。顔に小さな穴が残ってしまった(画像は『New York Post 2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)

中国四川省の病院を今年4月に受診した女性。耳鳴りを訴えたが、その耳の中にはクモが糸を張っていた(画像は『封面新闻 2023年4月21日付「视频慎点!女子耳鸣、听力下降 竟然是耳朵里爬进了它」』のスクリーンショット)

今年10月、医学雑誌に掲載された症例では、台湾在住の女性の耳から生きたクモが見つかった。クモは耳の中で脱皮をしており、その抜け殻も確認できたという(画像は『NEJM 2023年10月25日付X「A woman with hypertension presented to the clinic with a 4-day history of abnormal sounds in her ear.」』のスクリーンショット)

ベトナムの女性は今年1月、激しい頭痛に襲われて病院に駆け込んだところ、脳や体に寄生虫が見つかった。その原因は、ベトナム料理である豚の生血で作ったプリンを毎月食べていたことだった(画像は『Zing 2023年4月11日付「Sán làm tổ trên não vì thích ăn tiết canh giải nhiệt」(Ảnh: Liputan6)』のスクリーンショット)

中国河南省の男性は今年1月、瞼の下を寄生虫が蠢く様子をSNSに投稿。フィラリア感染症である「ロア糸状虫症」に感染した可能性が高いと報じられていた(画像は『捜狐 2023年2月24日付「可怕!男子眼皮有虫游走,多家医院无法治疗…」』のスクリーンショット)

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