「キャサリン・ウォーカー」による、白と赤のハウンドトゥース柄(千鳥格子柄)のコートだ。色の構成がイングランドの国旗と同じであることから、同国代表チームに敬意を表して選んだとみられる。
大きな赤いボタンが付いたダブルブレストで、膝丈の裾に向かって広がるシルエットが印象的だ。襟の下から黒いタートルネックを覗かせ、同色のタイツとブーツとレザーの手袋を合わせ、白いハンドバッグを持っていた。
キャサリン妃(当時)は2018年にスウェーデンに公式訪問した時、このコートを初めて着る姿が目撃されていた。
さらに現地メディアによると、このコートは1990年12月に執り行われたユージェニー王女の洗礼式で、故ダイアナ妃が着用した「モスキーノ」のスーツに似ているという。
ダイアナ妃のスーツもハウンドトゥース柄だったが、ブレザーが白と赤、スカートは白と黒で構成したものだった。妃は黒いヴェールとリボンが付いた、つばの広い真っ赤な帽子を被り、白い丸首のトップスに黒くて太いベルトを締め、赤いパンプスを合わせていた。妃は翌1991年のカナダ公式訪問をはじめ、何度もこのスーツを着る姿が目撃されていた。
英国が発祥地であるハウンドトゥース柄は、格子模様が猟犬(ハウンドドッグ)の歯(トゥース)に似ていることから、このように呼ばれている。配色は白と黒が定番として知られるが、他の色の組み合わせも存在している。
キャサリン皇太子妃の姿を見た王室ファンは、SNSで「赤いハウンドトゥースが素敵」「キャサリンのコートが気に入ったわ!」「可愛いコートね」「ゴージャスだわ」などと称賛した。
この日の対戦では開催地の地元チームであるウェールズ代表が奮闘したものの、イングランド代表が20-10でウェールズ代表を制する結果となった。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年2月26日付Instagram「A sneak peek behind the scenes with the Wales and England teams yesterday!」』『The Royal Family Channel 2023年2月26日付Twitter「Ahead of the much-anticipated match yesterday,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)