驚くことにマイケルさんは棒が貫通したまま自力で歩く姿もあった。
その後、マイケルさんはボーモント市にある病院「Christus St. Elizabeth Hospital」に運ばれて緊急手術を受けた。「手術は1時間以内に終わりましたよ」とマイケルさんは明かしており、すぐに快方に向かったという。鉄の棒が頭を貫通してしまえば大きな障害が残ってしまうのではと心配になるが、マイケルさんに刺さった鉄の棒は重要な箇所を回避していた。医師は「あと数ミリで鉄の棒が声帯にぶつかってしまうところでした。脊髄や頸動脈などを損傷していた可能性もありましたが、頭蓋骨さえ貫通していませんでした」と奇跡的な刺さり方だったことを明かしている。
当時マイケルさんの救護にあたったアシュリー・トマソンさん(Ashley Thomason)は「20年のキャリアの中でこのような事故は見たことがないですし、これからもないでしょうね」と珍しい事故に驚きを隠せない様子だった。
マイケルさんは救護活動や治療に携わった全ての人に感謝の意を示しており「人生は短いのだから、『いつも愛している』『毎日愛しているよ』と伝えなければならないんだ」とも語っており、今回の件が人生を見直す良い機会になったという。
30年以上塗装業を続けてきたマイケルさんは最近までヘルニアの手術を受けた関係で休職中だったそうで、今回の事故が起こった日は久しぶりに仕事に復帰した日だった。再び長い休養が必要となったため、マイケルさんの家族はクラウドファンディングサイト「GoFundMe」にて寄付を募っている。
なお昨年12月にも、突風に煽られて飛んできたビーチパラソルの支柱が太ももを貫通するも、奇跡的に出血もなく事故当日に退院できた男性のニュースが注目を集めていた。
画像は『12NewsNow.com 2022年7月24日付「Graphic Image Warning | Nederland man feels lucky to be alive after fall leaves metal rod impaled through his neck, head」(Credit: Family)』『The Mirror 2022年7月26日付「Roof painter ‘lucky to be alive’ after being impaled by 60cm-long rod through his HEAD」(Image: Chris Murphy)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)