その中には6~7インチ(約15~17センチ)の大きい魚も混ざっていたという。周囲には魚の臭いが漂っていたとも証言している。
「時々こういうことが起きると祖父から聞いたことがあります」と話すティムさんは、「嵐が川の上を通った場合に、魚を巻き上げるのでしょう」とコメントした。
ティムさんが言うように、今回の奇妙な現象は竜巻が原因だと同市の公式Facebookアカウントが公表している。投稿によると今回の現象は“アニマル・レイン”と呼ばれるもので、カエルやカニ、小魚など水辺に生きる小さいサイズの生き物が竜巻などに巻き上げられた時に発生する現象だという。その後、巻き上げられた生き物は雨と一緒に地上に降り注ぐ。
「滅多にないことですが、今回のように起こることがあります」と記された同市の投稿には、「信じられないな」「前に見たことがあるよ」「野良猫は大喜びだね」など驚きやジョークを飛ばすコメントが見受けられた。
なお祖父から聞いていた現象を実際に見たティムさんは「クールだと思ったね」と話しており、「釣りをするときのエサにしようと思ってバケツに集めたよ」と明かしている。
同州でアニマル・レインが確認されたのは記録上では今回が初めてだが、2017年にはカリフォルニア州の小学校で空から魚が降ってくるのが目撃されたという記録が残っている。また豪ノーザンテリトリー州ラジャヌマでは、この30年間で少なくとも3回は同様の現象が確認されたという。
画像は『Texarkana Gazette 2021年12月29日付「Storm rains bushels of fish on Texarkana」(Staff photo by Danielle Dupree)』『The City of Texarkana, Texas 2021年12月30日付Facebook「2021 is pulling out all the tricks…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)