激しい霰(あられ)や雹(ひょう)が降る暴風雨がオーストラリアを襲った。SNS上にはテニスボールと同じ大きさの雹や車の窓ガラスが粉々に割れた写真などがシェアされているが、多くの被害が出たことを『The Guardian』『ABC News』などが伝えた。
オーストラリアはこれから夏を迎え、大気が不安定な状態が多くなる。豪東部クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州は先月末、激しい霰(あられ)や雹(ひょう)が降る不安定な空模様となった。気象局は暴風雨などの警報を出し「命を脅かす危険性があります」と人々に警戒を促した。
霰や雹が降り出すと急激に風も激しくなり、一部の地域では突風が吹き荒れ、特急電車並の強さである風速115km/hを記録したという。SNS上には大きな雹の写真や庭を埋め尽くす氷の塊の写真や、テニスボールと同じサイズの雹を並べた写真、雹が車の窓ガラス部分に当たり割れてしまった写真など多く投稿された。
ローガン地方では直径14cmにもなる巨大な雹が降ったという報告や、天井を突き破って雹が家の中に降ってきたという事例もあがっている。多くの人が家の中で不安な時間を過ごす中、