今回のインタビューのなかでその事実をあっさりと認める発言を口にしたのだった。
「もちろん覚えているわ! あの瞬間を忘れるなんて絶対にできないもの。」
楽曲のタイトルにもなっている「ビルの屋上」での思い出をそのように語ったマライアは、
「超真剣交際だったとか、知的な刺激を受けたとか、そういう関係ではなかったけれど、素晴らしい時間だったことは確かよ。」
「(ジーター氏との出会いが)規制に縛られた“Sing Sing”での生活に終止符を打つ後押しをしてくれたの。」
と続けた。ちなみに“Sing Sing”とはニューヨークにある「シンシン刑務所(Sing Sing Correctional Facility)」のことで、マライアは過剰な束縛を強いる元ソニーミュージック会長トミー・モトーラ氏との窮屈な結婚生活をそう例えている。
さらに「あなたと一夜を過ごすためなら、その体を隣で感じていられるのなら、私はこの人生を犠牲にしたって構わない」と情熱的な思いをぶつけた歌詞が印象的なもう1つの楽曲『My All』についても、やはりジーター氏のことを思って作った曲であることを認めており、同曲の歌詞は実際にジーター氏とプエルトリコで一夜を過ごすためにリスクを冒した体験を綴ったものであることを明かしたマライアであった。
そんな大恋愛を経験したマライアとジーター氏だったが交際は長くは続かず、2人は1998年に破局を迎えている。マライアは同年にモトーラ氏との離婚が成立、その後の華やかな恋愛遍歴は周知の通りだ。現在は10歳年下の元夫ニック・キャノンとの間に授かった男女の双子モロッカンくんとモンローちゃん(9)のママとして多忙な日々を過ごす傍ら、ダンサーのブライアン・タナカ氏とも順調な交際が続いている。一方でジーター氏は2014年に現役を引退し、2016年に16歳年下の美人モデル、ハンナ・デーヴィスと結婚した。現在は2人の女の子のパパとして幸せな日々を過ごしている。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)