ナタリアさんのこのたびの投稿には「ネット上で見るものすべてを信用してはいけない！」というメッセージが込められていた。ナタリアさんは「インターネットに投稿されているその人の生活は、必ずしもその通りだとは限りません。今ではあなたが理想の人生を送っているフリをするのは簡単な時代になっているのです」と語った。

このようにSNSへ偽りの投稿した後に、事実を明かすインフルエンサーはナタリアさんだけではないようだ。イギリス在住のブロガーであるジョージ・メイソンさん（George Mason）は画像加工の機能を利用し、8日間の休暇でヨーロッパの国々を旅行したと思わせる写真をInstagramに投稿していたが、のちに「1週間、休暇を取って写真を偽造した」とYouTubeで明かしている。

同じくイギリス在住のインスタグラマー、バイロン・デントンさん（Byron Denton）も、まるでプライベートジェットのシートに優雅に座っているかのような姿が実は自宅のソファーに座っている写真を編集した合成写真であることをYouTubeで公にした。

彼らによって事実を知った人達からは次のような意見があがっている。

「彼らのバカンスはほとんどが真実ではないかもしれない。Instagramに投稿するときは実際の自分の写真を投稿してもらいたい。」
「彼らが多くの人を信じこませることがどれだか簡単なのか、本当に驚きました。」
「ネット上で人を騙すことがどれだけ簡単なのか、本当に驚くべきことだ。」

今回のナタリアさんによる偽装投稿は、「ネット上の写真や情報を安易に信じてはならない」と多くの人が考えさせられたようだ。

画像は『Natalia Taylor　2020年2月6日付Instagram「The queen has arrived ＃bali」』『BBC News　2020年2月20日付「Instagram influencers pranking the internet:」（＠GEORGEMASON）（＠TBHBYRON）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）