海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ヘリコプターを手配した父の機転が行方不明の息子の命を救う(豪)<動画あり>

サミュエル君のものと思われる車を発見した。その車は道路から18メートルほど離れた木々の中に突っ込んだ形となっており、激しい衝突をしたためか車体がひしゃげていたようだ。道路よりも低い位置に車があったことで路上からの発見は難しく、まさに空上からの捜索が功を奏したといえよう。レイク・マクアリーにあるサミュエル君の自宅から12マイル(約19.3km)ほど離れていたその地点は、実は5年前にも自動車事故があり、発見が遅れた運転手が5日後に死亡した場所でもあった。そのニュースをトニーさんは覚えており、「息子をそんな目に遭わすわけにはいかない」という思いからの機転を利かした必死の捜索活動であった。

サミュエル君の第一発見者となったマイケルさんは、ヘリの中からサミュエル君の車を発見した時に恐怖でいっぱいになったという。「いったい、あの車の中で甥がどんな状態になっているのかと思うと、確認するのが怖いという思いがありました。でも、車に近付いてみたらサミュエルが頭を動かしたのが見えたのです。その瞬間、恐怖から歓喜に変わりました」と安堵の言葉を漏らした。事故から30時間後に切断した車体から救助されたサミュエル君は、多発骨折ですぐに病院へと搬送された。マイケルさん同様、救助隊員らも「彼が生きていたのは本当に幸運です。我々はこれまでに何年も捜索・救助活動にあたっていますが、必ずしも喜ばしい結果になるとは限りません」とこのたびの奇跡を喜んだ。

トニーさんは、急な要請を聞き入れ捜索活動にあたってくれたスタッフらに感謝し「息子の命に値段などつけられませんが、1,000豪ドルで救出できたのならば、それはそれで大満足です」と話している。

このニュースを知った人からは「お父さん、よくやったね!」「息子への父の愛が、直感で危険を知らせたんだろうね」「警察は事件の場数を踏んでいるとはいえ、やはり子供のことになれば親の方がよくわかっていると思う」「パイロットがトニーさんに協力してくれたからこそ息子さんが発見できたのだから、ここは父親とパイロットを褒めるべき」といった声があがっている。

画像は『CBS News 2018年1月16日付「Aussie dad with hunch hires copter, finds injured son」(AP/MICHAEL LETHBRIDGE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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