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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】8年間しゃっくりに悩まされ続けた女性(米)

その女性は米アラバマ州在住のダニエル・カークランドさん。しゃっくりは2008年3月に始まり、止まることを知らないため半年後に受診したところ「持続性しゃっくり」と診断された。消化器、耳鼻咽喉、循環器、呼吸器などあらゆる分野の専門医の診察を仰いだものの解決策は見いだせず、その闘いはなんと8年も続いたそうだ。

しゃっくりが止まらない。これが原因となっての辛いエピソードはいくらもあるダニエルさん。介護ヘルパーになるために通っていたカレッジからは「うるさい」「気が散る」などと非難されて退学を余儀なくされたほか、友人の母親が他界した際は厳粛で悲しいはずの葬儀の雰囲気が彼女のしゃっくりでぶち壊しになってしまった。

しゃっくりを治すため彼女が最初に服用してみたのは胃薬の「メトクロプラミド」。しかし効果は得られず、試行錯誤の結果についにたどり着いたのは筋弛緩薬「チザニジン」であった。これは効き目を実感できるまで1か月を要したが、1時間続くようなシャックリが1日たったの6~7回まで減った。しかし飲むのを忘れるとすぐぶり返してしまうという。

しゃっくりは横隔膜の突然のけいれんに引き続いて起きるが、その原因は様々である。ダニエルさんは自身のケースとして関節痛と片頭痛のために服用していたバルビツール酸系精神安定剤と鎮痛薬「ロータブ」の組み合わせが悪かったことを挙げている。当時は(一か所では処方してくれないため)医師や薬局を複数渡り歩いて、これらの薬を手に入れていたという。2008年に断薬をしたが、長年これらの薬に依存したことが症状を悪化させてしまったと語っている。

かつては「日常生活もままならない」と悩んでいたダニエルさんを励まし続けているのは、3年越しのボーイフレンド、スコット・マクラッケンさん。彼が優しく見守ってくれることも大きな励みになっている。現在もしゃっくりに襲われると彼と2人つい慌ててしまうというが、時間を計って1時間以上が経過するようなら果糖を摂るなどして対応するそうだ。

出典:http://www.oaklandtimes.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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