ファッション界に限ったことではないが、ビジネスは「ファミリーメンバーでこぢんまりと行う」のもひとつの必勝法。特に仲の良い兄弟姉妹でタッグを組むことにはメリットが多い。ジェシカ＆アシュリー・シンプソンも例外ではなかったようだ。

昨年5月に長女を、そして今年6月に長男を出産していたジェシカ・シンプソン（33）。彼女は2007年に「ジェシカ・シンプソン」というファッションブランドを立ち上げ、現在はデザイナーとして活躍。ビジネスは順調で収益は800億円超と報じられたこともある。

『2013秋コレクション』が完成を見たという同ブランドはこのほど、ジェシカの美人かつ細身の妹でロックシンガーのアシュリー・シンプソン（28）をモデルとして迎えたことを発表。黒地に小花という洗練された柄の半袖ワンピースを着たブロンドヘアも美しいアシュリーが車のボンネットに座る、そんな写真が紹介された。

「私の好みはちょっと違う。もっとこうしてみては」と助言しても、まるで角が立たないという仲良し姉妹の2人。活発なアシュリーの普段着はパンツスタイルがほとんどで、ロックシンガーらしいボーイッシュな雰囲気が華奢なボディとよくマッチしている。そんな妹に似合う服をデザインすることで、女性らしさを強調してきたジェシカのこれまでのデザインスキルに奥行が生まれそう。もっと早くからコラボしてもよかったくらいである。

パンクバンド「フォール・アウト・ボーイ （Fall Out Boy）」のピート・ウェンツ（34）と離婚してからは、子育てもあってか芸能活動が不調となり、最近全米公開となったコメディ映画『Pawn Shop Chronicles』に端役で出演したのがせいぜいという気の毒なアシュリー。舞台女優になるとも言われているが、そこでは新米扱いされるのが関の山である。それだけに、姉のショーのランウェイを歩くとなれば久しぶりの檜舞台と言えそうだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）