メンバーから「もっとアイドルらしくして」「普通すぎる」等と辛らつな言葉を浴びせられてしまったのはKAT-TUNの中丸雄一クン。タモリからも「カメラから目をそらすな」とダメ出しをされてしまった。彼は個性の強いKAT-TUNの中で生き残っていけるのか。
5月14日の「ミュージック・ステーション」に出演したKAT-TUN。この日も赤西仁のいない5人での出演となった。
11年前の嵐やKinKi Kidsの動画で和んだ雰囲気のあと、「今日は田中さんから中丸さんに言いたいことがあるそうです」という竹内アナの言葉が。
そしてメンバーの田中聖が「普段の姿はいいけど、せめてステージではスターでいてほしい」と中丸雄一にクレームをつけた。中丸があまりにも普通すぎる、というのだ。
そういえば同じ日の「めざましテレビ」でも、「軽部アナのような個性が欲しくて、蝶ネクタイをつけている」と言っていた中丸。自分の目立たなさに自覚はあるのだろう。
つづいて亀梨和也も「ライブの時に出番前にみんなで気合いをいれて盛りあがっても、中丸はお客さんを目の前にした瞬間に冷静になってしまう」と指摘。ライブ中のパフォーマンスでからんでいっても、中丸は逃げてしまうとか。これについて中丸は「からまれてもどう対処していいかわからない」「一緒にからめない」と告白。
さらに「カメ(亀梨)のステージでの輝きに目を奪われてしまう」と、ただのファン目線の中丸に、タモリもあきれて「それは見てる側の言い分だ」と苦笑。
ライブ目前に「今日はなにかやらないとね」とタモリに励まされ、「ウィンクをする」と宣言した中丸。タモリ直々に気合いを入れてもらってステージに上がったものの、逃げ腰のアピールと、ただカメラに向かって微笑むだけという結果。ウィンクもしたのかどうかよくわからなかった。
「ダメだな、あれは。時間がかかるな」とあきれるタモリ。
「ちょっと、時間かけて行きます」と中丸。
時間をかけるとはいうものの、デビューして何年?と思わずつっこみを入れた視聴者は多いのではないだろうか。ジュニア時代の下積みを経て、アイドルとしての心構えを身につけてからデビューするジャニーズタレントたち。にも関わらず、中丸自身がアイドルという状態に慣れるためには、まだまだ時間が必要なのだろうか。
番組のエンディングで、タモリが中丸に最後のアドバイス「カメラから目をそらすな」。
確かに、KAT-TUNはメンバーの個性が強いグループだ。この日のライブパフォーマンスも、それぞれが華やかだった。そこで目立つのは容易ではないだろう。中丸は逆に目立たない個性で行こうという作戦なのだろうかとも思ったが、あの逃げ腰は演技ではなさそうだ。
赤西不在で華がひとつ欠けた状態のKAT-TUNである。穴を埋めるためにも中丸はもっと頑張らないといけないようだ。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)