イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子「パット・ティルマン賞」を受賞 批判の声に「私ではなくインヴィクタスに贈られたもの」と強調

名誉ある「パット・ティルマン賞」を受け取った。

王子はステージに上がるとマイクの前に立ち、パットさんの家族と母メアリーさんに向けて、このようなメッセージを述べた。

「ティルマン家、特にパットさんの母親メアリー・ティルマン夫人に感謝の意を表したい。彼女がパットさんの遺志を守るために行っている活動は非常に個人的なものであり、私も深く尊敬しています。」

そして王子は、母ダイアナ妃を事故で亡くした自分の立場と、息子パットさんを戦争で失ったメアリーさんとの親子関係を、こう照らし合わせた。

「母と息子の絆は永遠であり、どんなに大きな喪失をも超越します。」

また、同賞は自分自身に対するものではなく、「インヴィクタス・ゲーム」に参加した人々に与えられたものであることを強調した。

「私はパット・ティルマン賞の受賞者であるヘンリー王子としてではなく、インヴィクタス・ゲーム財団とインヴィクタス・ゲームを実現させた20か国以上の何千人もの退役軍人や軍人を代表してここに立っています。この賞は私ではなく、彼らのものです。」

さらに王子は、今回の授賞式を通じて「インヴィクタス・ゲーム」が広く知られることの重要性を語った。

「私にとって、こうした盟友やアスリート、彼らの素晴らしい家族の功績と精神や勇気をみなさんの前で紹介することは、非常に重要なことです。」

「このような瞬間は、インヴィクタスが最も必要な人々に手を差し伸べる手助けをし、この国だけでも一日に20人以上の退役軍人が自ら命を絶つのを減らすことに繋がります。」

王子は最後に、自身が設立した「インヴィクタス・ゲーム」はすべての人のために存在するものであり、「誰も置き去りにはしません」と締めくくった。

ヘンリー王子に近い情報筋が英メディア『The Telegraph』に語ったところによると、王子は「パット・ティルマン賞」受賞に対する反発が起こったことに傷ついていたという。

同情報筋は、王子が自身の軍歴や退役軍人との仕事を批判されることについて「飲み込むのが困難な、苦い薬のようなものです」と表現し、こう続けた。

「『インヴィクタス』におけるヘンリーの功績と、彼が成し遂げたこと。それこそが彼の本当の情熱なのです。ここは彼が本当にくつろげる空間であり、深く大切にしているものなのです。こういった反発が、賞の輝きを失わせたのは確かです。」

このほかにも米海兵隊員で、2018年に「パット・ティルマン賞」を受賞した元大学フットボール選手ジェイク・ウッド氏は、米メディア『TMZ』の取材に対し、「ヘンリー王子の軍務経験と退役軍人への献身を考えると、彼はティルマンの栄誉にふさわしい人物だ」と擁護していた。

画像2枚目は『Pat Tillman Foundation Instagram「Happy Birthday, Pat.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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