アメリカの動物保護団体が、道端で保護した犬についてFacebookに投稿したところ、多くの人に衝撃を与えた。犬は保護団体のスタッフに向かって何かを訴えるかのように吠え、草むらの中で息絶えた相棒犬のもとへ導いたという。米ニュースメディア『WYMT』などが伝えている。
米ケンタッキー州フロイド郡プレストンズバーグにある動物保護施設「フロイド郡アニマルシェルター(Floyd County Animal Shelter)」が6月12日、保護犬とその相棒犬についてFacebookに投稿したところ、多くの人の涙を誘うとともに怒りの声があがった。保護犬はピットブルのオスで、のちに“ルドウィック(Ludwik)”と名前が付けられた。
その投稿によると、ルドウィックを保護する1週間ほど前のこと、同施設の敷地近くの小路に80ポンド(約36キロ)ほどの腐った生肉が捨てられていることに気付いたという。散歩中の犬がそれを食べてしまう危険性があったため、同施設はこの件を地元警察に報告した。そして6月12日に肉が片付けられているか確認するため、同施設のマネージャーであるエレクシス・クラフトさん(Elexis Craft)とアリソン・コバーンさん(Allison Cobern)が小路に向かった。すると、肉はまだ片付けられておらず、何者かがその肉を食べた形跡があった。
胸騒ぎがしたエレクシスさんたちが車を走らせると、次のカーブに差しかかった時、車の前に突然ルドウィックが飛び出してきたそうだ。2人はルドウィックを保護して車に乗せたが、ルドウィックは車から飛び降りて草むらの方へと走り出し、立ち止まって2人に向かって激しく吠え始めた。
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