大好きだった相棒犬を亡くし、意気消沈していた猫はある日、壁に犬の写真が飾られているのに気づいて驚きの行動に出た。飼い主が号泣したという当時の猫の姿はTikTokに投稿されて反響を呼び、動物専門ネットサイト『The Dodo』が伝えて話題となっている。
イタリアのトリノに住むアシア・クトリーノさん(Asya Cutrino)の自宅の壁には、12歳で亡くなった雌犬“クレオ(Cleo)”の写真が飾ってある。
クレオはラブラドール・レトリバーとグレイハウンドのミックスで、11歳になると口周りの被毛が白くなり動きもゆっくりになった。そして病気になり、その1週間後に息を引き取ったという。
アシアさんや家族はクレオの死後、深い悲しみや喪失感に襲われてなかなか立ち直ることができず、クレオと一緒に飼っていた猫“グルート(Groot)”も玄関に座り、相棒の帰りをジッと待つようなったそうだ。
「グルートはひどく落ち込み、魂の片割れを亡くしてしまったかのようになってしまったの」と当時のことを語るアシアさん。そこで自分や家族だけでなく、グルートのためにも「クレオの笑顔をいつでも思い出すことができれば」と、壁に大好きだった愛犬の写真を飾ることにしたという。
実はアシアさんがグルートを迎え入れたのはクレオが亡くなる10か月前のことで、クレオは当初、やんちゃで元気すぎる子猫を警戒していた。ところが次第にお茶目で愛らしいグルートに心を許すようになり、2匹の間には固い絆が生まれたそうだ。
アシアさんは「グルートが何よりも好きだったのは、年老いた相棒犬に前足でトントンしたり、上に飛び乗ったりすることだった。そしてクレオはというと、そんなグルートを喜んで受け入れたのよ」と明かし、