自分を愛し、大切にしてくれた飼い主が亡くなった時、犬はどんな行動をとるのだろうか。このたびTikTokに、2年前に亡くなった飼い主の写真をジッと見つめる犬の姿が投稿され、犬の気持ちに寄り添った様々なコメントが寄せられた。米ニュースメディア『Newsweek』などが伝えている。
ユーザーネーム、ニコール・エヴィンスさん(Nicoleevins、以下ニコールさん)が先月13日、TikTokに投稿した1本の動画が多くの人の心を揺さぶっている。
動画には「私たちは2年43日前、長男を亡くしました。これは彼が飼っていたメス犬“モカ(Mocha)”で、そこに座って長男の写真を見つめているのです」と説明があり、部屋の一角に座る1頭の犬が映し出される。
4児の母であるニコールさんは2021年、すでに独立していた長男を“悲劇の事故”で亡くしたそうで、「それはあまりにも突然で、私たちは心の準備ができないまま息子を火葬しなければなりませんでした」と綴っていた。
またモカを自宅に引き取った時はなかなか馴染まず苦労したそうで、「モカが心を許していたのは息子だけで、私たちは初め、モカを撫でることさえできなかったのです」と明かし、このように語っていた。
「それでどうしていいのか分からず、あちこちの動物保護施設に相談したものです。そうしてモカが打ち解けたのは、数か月後のことでした。ただ今では、モカのことが可愛くて仕方ないのです。私たちはモカを引き取ったことを心から嬉しく思っているのですよ。」
さらにニコールさんは「モカが大好きだった息子の写真を見つめているのに気付いたのは、あの時が初めてでした」とも明かしており、