ヘンリー王子が、ドイツのデュッセルドルフで開幕した「インヴィクタス・ゲーム(Invictus Games)」の開会式に出席した。王子は会場でスタンディングオベーションが巻き起こる中、開会を宣言するスピーチを行った。王子はドイツ語を話したり、メーガン妃がナイジェリア系であることをネタにしたジョークを交えて、観客を大いに沸かせた。妃は昨年、自身のポッドキャストで「私は43%ナイジェリア人だった」と明かしていた。
現地時間9日午後6時、ドイツのデュッセルドルフで「インヴィクタス・ゲーム」の開会式が行われた。
「インヴィクタス・ゲーム」は、ヘンリー王子が2014年に設立した負傷軍人のための国際スポーツ大会だ。第6回目となる今大会は、デュッセルドルフにあるスタジアム「メルクール・シュピール=アレーナ(Merkur Spiel-Arena)」とその周辺で、今月16日までの8日間にわたり開催される。
この日、会場では盛大な開会式が行われ、ステージには「インヴィクタス・ゲーム」のパトロンを務めるヘンリー王子が、グレーのスーツを着て登場した。
王子はスタンディングオベーションで歓迎される中、ステージに立つと、開会を宣言するスピーチを始めた。マイクを片手に持つ王子は、観客に向けてドイツ語で「Ich bin ein Dusseldorfer(私はデュッセルドルフ市民です)」と語りかける場面があった。
この言葉は、1963年6月に当時の米大統領ジョン・F・ケネディが、西ベルリンの聴衆に語った有名な演説を真似たものだ。ケネディ大統領はベルリンの壁の建設後、12万人の聴衆に向けて「自由の世界がある今、最も誇りに思うことは『Ich bin ein Berliner(私はベルリン市民である)』ということだ」と語っていた。
開会式の会場にメーガン妃の姿はなかったものの、