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writer : ac

【海外発!Breaking News】レストランの椅子に毒グモ? 噛まれた脚が黒く変色した男性、5日後に死亡(ブラジル)

シドさんはカイル市から52キロの位置にある、より設備が整ったバイーア州ヴァレンサの病院に転院し、血清の投与など必要な治療が続けられた。しかし胸部の激痛や呼吸困難を訴えてサント・アントニオ・デ・ヘススの病院へ搬送され、気管挿管が行われたが、14日に死亡した。

病院を転々として治療を受けたシドさん。血清の投与など必要な治療が続けられたものの、胸部の激痛や呼吸困難を訴えて14日に死亡した(『The Mirror 「Tourist dies after being bitten by one of world’s deadliest spiders hiding in restaurant chair」(Image: Newsflash)』より)

なお、バイーア州のニュースメディア『Bnews』では14日、シドさんが「イトグモ科のイトグモ(Loxosceles)に属する毒クモに噛まれた」と報じていた。しかし、バイーア連邦大学生物学研究所のレジャーヌ・リラ教授(Rejane Lira)は、モロ・デ・サンパウロではイトグモの生息が確認されていないこと、シドさんがこのクモに噛まれた時に発症する急性腎不全ではなく、呼吸困難で死亡していることなどから「イトグモの可能性は低いだろう」と語った。

一方、レストランでは月1回の害虫駆除をしっかり行っていたそうで、オーナーは「こんなことは20年で初めてだ」と驚きを隠せず、監視カメラの映像で「いつ、どこで噛まれたのか」などの確認作業をしているそうだ。

遺体はすでにサントスに運ばれており、現地時間16日に火葬される予定だそうで、「シドさんを噛んだのは毒グモだったのか、それとも毒を持つ昆虫だったのか。小動物の可能性はあるのか」などについては現在調査中という。

ちなみに、オーストラリア南東部ビクトリア州に住む女性は2014年、洪水被害に遭った地元でボランティアをしている最中に、有毒なセアカゴケグモに左腕を噛まれ、2022年時点でもその後遺症に苦しんでいた

画像は『Blog do Valente 「Turista morre após ser picado por aranha em Morro de São Paulo」』『The Mirror 「Tourist dies after being bitten by one of world’s deadliest spiders hiding in restaurant chair」(Image: Newsflash)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

シドさんのふくらはぎは赤い発疹ができ、数時間で黒く変色したそうで、医師は当初、有毒でイトグモ科のイトグモ(Loxosceles)に属するクモに噛まれたと推測した(『The Mirror 「Tourist dies after being bitten by one of world’s deadliest spiders hiding in restaurant chair」(Image: Newsflash)』より)

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