ブラジル東部バイーア州で今月9日、レストランで食事中だった男性が毒グモ、または毒を持つ昆虫に脚を噛まれ、5日後に死亡した。男性に異変が現れたのは翌日のことで、ふくらはぎが黒く変色したという。ブラジルのニュースメディア『G1』などが伝えた。
亡くなったのはサンパウロ州サントス出身のシド・ペンハさん(Cid Penha、65)で、6人の友人らと一緒にバイーア州カイル市にある観光地「モロ・デ・サンパウロ」で休暇を過ごしていた。
シドさんは医学生である一方、ジャーナリストや弁護士としても活躍しており、9日はボートを借りてクルーズを楽しんだ後、レストラン「サンベース・カフェ(Sambass Cafe)」を訪れていた。
シドさんは食事の最中、「脚を何かに噛まれたようだ」と語っていたそうで、友人の一人はのちに「彼の椅子は危険な毒グモが好んで巣を作る籐製だった」「椅子にはクモの繭があったが、彼は気にせずに座ってしまった」などと明かしたという。
そして翌日、シドさんは体調不良と左ふくらはぎの激痛を訴え、友人と一緒に地元の保健局を訪れた。ふくらはぎには赤い発疹ができていたが、数時間で黒く変色し、医師らは「危険な毒グモに噛まれたのだろう」と推測した。
その後、