米カリフォルニア州で今月2日、観光客がガスバーナーを持った不審者に絡まれているところをヌーディストの男性2人が目撃した。不審者が観光客を襲い始めると、男性の1人が一糸まとわぬ姿のまま駆け寄って、観光客を助けたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

事件は今月2日、同性愛者に寛容な地区として有名な米カリフォルニア州サンフランシスコのカストロ地区で発生した。

同州サンノゼ在住のピート・スフェラさん（Pete Sferra）と、同州サンフランシスコ在住のロイド・フィッシュバックさん（Lloyd Fishback）はヌーディストで、この日は服を着ないまま街歩きを楽しんでいた。

そんな中、ある男がガスバーナーを片手に「顔を焼くぞ」とブラジル人観光客のレオさん（Leo）を脅す場面に遭遇した。当時の様子を撮影した動画には、青いTシャツを着て右手にガスバーナーを持った男と、茶色いTシャツを着たレオさんが対峙する様子が映っている。そばには裸のピートさんとロイドさんの姿が確認でき、2人は男に話かけて落ち着かせようとしたそうだ。

膠着状態の隙に、男の背後から1人の男性がそっと近づき、持っていたガスバーナーを奪って走り去った。これを機に、男はレオさんの頭に殴りかかり、身を縮めながらその場を離れようとするレオさんを追いかけ、さらにもう一発殴った。

その様子を見かねたロイドさんが、男に駆け寄って強烈なパンチをお見舞いすると、男は地面に倒れ込んだ。その後、男は立ち上がったものの、やり返すようなことはしておらず、近くの店を指差して何かを叫んでいるところで動画は終わっている。

ピートさんとロイドさんは、観光客を襲ったこの男を「イカれた海賊野郎」と表現しており、