イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】チャールズ国王、天皇皇后両陛下を晩餐会で歓迎 スピーチでポケモンに言及

晩餐会の会場となるボールルーム(舞踏室)へと歩いた。

バッキンガム宮殿で並ぶチャールズ国王夫妻と天皇皇后両陛下。カミラ王妃と皇后陛下は白いドレスを纏っている(『The Royal Family Instagram「The King and Queen with The Emperor and Empress of Japan ahead of tonight’s State Banquet at Buckingham Palace.」』より)

晩餐会ではチャールズ国王が歓迎スピーチを行い、ハローキティやポケットモンスターなど日本のポップカルチャーに言及するとともに、日英の根深いパートナーシップを称えた。

国王は「今夜、お二人をバッキンガム宮殿にお迎えできることを、妻と私はとても嬉しく思っています」と挨拶すると、日本語で「エイコクニ、オカエリナサイ」と述べた。

両陛下はかつて英国のオックスフォード大学に留学され、2022年9月にはエリザベス女王の国葬に参列された。

続けて国王は、両国の長い友好関係についてこのように語った。

「両陛下、私達のパートナーシップは根深いものです。400年以上もの間、日英両国は互いに刺激し合い、互いの経験から学び、借用し、共有する要素で産業、料理、文化を豊かにしてきました。19世紀後半、ウォルター・ウェストンのようなイギリス人登山家が日本の風景に魅了され、日本にレクリエーションとしての登山を広めました。このような情熱は、今や多くの英国人と日本人が共通して持っているものであり、特に個人レベルでは、陛下と私が当てはまります。」

「1970年に初めて日本を訪れた時、大阪で開催された日本万国博覧会を見学しました。21歳の私が目にした技術革新は、東洋と西洋の文明の伝統と科学技術の進歩を融合させ、すべての人のために役立てることの重要性を強く印象づけたのです。」

「それ以来私は4度、日本を訪れ、また長年にわたって日本の国民や企業と関わってきました。両国の経済とビジネスの間に築かれた印象的な結びつきは、同じ理想の上に築かれたものだと確信するに至ったのです。」

この後、国王は「ある特定の人物について語ることをお許しください」と述べ、ハローキティについて話し始めた。

「今年50歳を迎え、双子の妹と一緒にロンドン郊外で育ち、何十億ドルもの資産を持つ起業家であり、ユニセフの子ども大使です。お誕生日おめでとうございます。ハローキティ!」

さらに、スタジオジブリやポケットモンスターにも言及した。

「スタジオジブリのアニメが世界中の観客を楽しませ続け、宮崎駿監督の素晴らしい作品である『少年とサギ(邦題:君たちはどう生きるか)』が今年初めにアカデミー賞を受賞したように、今晩、ロンドン・コロシアムでは『千と千尋の神隠し』の上演が行われます。」

そして「ただ残念なのは、最近、釣りの試みがまったく上手くいかないことです」と述べると、「ポケモンの『gotta catch ‘em all(全部ゲットだぜ)』というフレーズは、孫には響くかもしれませんが、私にとっては高望みです」とジョークを付け加えた。

最後に国王は、「私は大きな愛情と希望を持って、両陛下と日本国民、そして日英関係の次の400年のために乾杯を捧げます」と述べると、日本語で「カンパイ!」と両国の長い友好関係を願った。

画像は『The Royal Family Instagram「For over four hundred years,」「The King and Queen with The Emperor and Empress of Japan ahead of tonight’s State Banquet at Buckingham Palace.」』『Westminster Abbey X「This afternoon Their Majesties The Emperor and Empress of Japan visited Westminster Abbey」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

1 2