海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】スキューバダイビングの呼吸用タンクがすべてヘリウムに 9歳と7歳の姉弟が死亡(米)

近くの病院「Cleveland Clinic」に搬送された。病院スタッフらが懸命に治療を行ったものの、ゼイルちゃんとサクソン君は4日後の27日に息を引き取った。スージーさんは、「分かってはいても、事実を受け入れたくありませんでした。子どもたちの瞳孔が開いたままの変わり果てた姿を見て、現実とは思えませんでした。この動揺や怒り、不信感を言葉にはできません。子どもたちのそばにいなかったことや、事故が起きてしまったこと、水着を着るのを手伝ったことなどへの罪悪感でいっぱいです」とコメントしている。

使用したタンクには呼吸用の空気ではなく、ヘリウムのみが充填されていた。サクソン君とゼイルちゃんは水中で意識を失い、病院に運ばれたが4日後に息を引き取った(画像は『Metro 2023年11月28日付「Two children died after scuba tank was filled with helium instead of oxygen」(Picture: Suzie Dudas/SWNS)』のスクリーンショット)

この件に関して、フロリダ州検事局は地元のマーティン郡保安官事務所による捜査結果を検討した結果、昨年5月に “胸が張り裂けそうなほどの悲劇”としながらも、起訴はしないと結論付けた。スージーさんは、「なぜ呼吸用タンクの確認が行われなかったのか分かりません」と捜査の結論に納得しておらず、再捜査を求める活動を行っている。

なおゼイルちゃんとサクソン君の死から数日後、地域コミュニティが結集してスージーさんをサポートしてくれたそうだ。スージーさんは、「私や子どもたちは、思っていた以上にたくさんの人に影響を与えていたことを知りました。私の子どもたちは、運営している農場を訪れた人々が経験した多くの場面でその場にいましたし、私の農場とコミュニティの間には、個人的な繋がりがあるのです」と話しており、ゼイルちゃんとサクソン君が死に至った事故についての教育を行うツアーやサマーキャンプを開催した。

スージーさんは、「子どもたちと一緒に何かをすることは好きですが、もし子どもが膝を擦りむいたりしても私には助けを求めてくれないのではないかと気がかりでした。以前のようにできるのか自信はありませんでしたが、今年の夏、姪や数人の友人を招いてサマーキャンプに行ってみました。私自身がどう感じるのかを知りたかったんです。結果的にポジティブな面がネガティブな面を上回り、長い時間はかかりましたが、まだこうしたことに情熱を持っていることに気付きました」とコメントしており、我が子の死を乗り越えようと動き出していた。

画像は『Metro 2023年11月28日付「Two children died after scuba tank was filled with helium instead of oxygen」(Picture: Suzie Dudas/SWNS)』『Tyla 2023年10月10日付「Mum says seven-year-old daughter died while playing with birthday balloon」(Credit: Facebook/ Channa Kelly)』『The Sun 2023年8月8日付「TOXIC DUST Heartbreaking final photo shows boy, 7, sitting in pile of building material that poisoned him to death moments later」(Credit: Newsflash)』『Tiny Hearts 2023年10月24日付Instagram「Yesterday night we shared a video of a baby that was choking on a dummy.」』『New York Post 2023年9月5日付「Four-year-old Florida twins suffocate in toy chest, leaving family shattered」(GoFundMe)』『Express.co.uk 2023年8月11日付「Girl ‘choked on her own blood’ and died after suffering a gushing haemorrhage at dentist」(Image: FACEBOOK)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

米テネシー州で今年10月、7歳の誕生日を迎えたばかりの少女が飾っていたヘリウムガス入りの風船を割って片付けていたところ、風船が少女の顔を覆い、命を奪ってしまった(画像は『Tyla 2023年10月10日付「Mum says seven-year-old daughter died while playing with birthday balloon」(Credit: Facebook/ Channa Kelly)』のスクリーンショット)

ブラジル南部の農村地帯で今年8月、石灰の山に下半身を入れて遊んでいた7歳男児が呼吸困難に陥り死亡した(画像は『The Sun 2023年8月8日付「TOXIC DUST Heartbreaking final photo shows boy, 7, sitting in pile of building material that poisoned him to death moments later」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット)

オーストラリアの元救急隊員が今年10月、生後7か月の男児が窒息しそうになる瞬間をSNSに投稿。間違ったサイズのおしゃぶりを与えてしまうことの危険性を訴えていた(画像は『Tiny Hearts 2023年10月24日付Instagram「Yesterday night we shared a video of a baby that was choking on a dummy.」』のスクリーンショット)

米フロリダ州で今年8月、おもちゃ箱の中で眠ってしまった4歳双子が変わり果てた姿で見つかっていた(画像は『New York Post 2023年9月5日付「Four-year-old Florida twins suffocate in toy chest, leaving family shattered」(GoFundMe)』のスクリーンショット)

コロンビアの歯科医院で今年8月、8歳女児が抜糸した後に亡くなる。母親は「出血した自分の血で窒息してしまった」と主張していた(画像は『Express.co.uk 2023年8月11日付「Girl ‘choked on her own blood’ and died after suffering a gushing haemorrhage at dentist」(Image: FACEBOOK)』のスクリーンショット)

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