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writer : h-r

【海外発!Breaking News】「イスラエルにガザを占領する資格ない」フランスのスパイダーマンが訴え 命綱なしで高層ビルに登る<動画あり>

「世界の主要な指導者たちが集まって、パレスチナとイスラエルの争いを一挙に解決するために、何か行動を起こしたかった」と説明し、「高層ビルに登りながら、パレスチナやイスラエルで爆撃を受けている人々のことを考えていました。ガザ地区では“大量虐殺”が進行中です」と語っていたが、テックインサイト編集部のインタビューでは次のように明かしてくれた。

「現在、まさに辞書に記されている通りの意味の“ジェノサイド”(大量虐殺)が起きていますが、神の目から見ても、そしてシオニズムの面から考えても、もはやイスラエルにはガザを占領する資格はない。今後、パレスチナは領土を取り戻していくでしょう。」

そんなロベールさんは50年以上クライマーとして活躍しており、35年以上にわたり企業とのスポンサー契約を交わしている。ロベールさんが一躍有名になったのは、1991年にロープなどを一切使わない「フリーソロ」に初めて挑戦したことがきっかけであった。1994年以降は、大きなリスクを伴う崖でのクライミングから高層ビルでのクライミングに転向したという。

ロベールさんは30年以上にわたって、ドバイにある828メートルの高さの超高層ビルのブルジュ・ハリファや、エッフェル塔など170~175の高層ビルに計250回ほど登っており、その記録はギネスブックにも登録されている。最近では、2023年4月にフランスの年金改革に抗議するため、パリ近郊のホテルに登った。

高層ビルでのクライミングには難しいケースもあるが、ロベールさんからすれば崖に比べてより安全で「簡単」だという。また、高層ビルに登ることは政治的なメッセージを発信する手段にもなっている。

「私は世界のあらゆることに関心があり、強い責任感を持って伝えるべき政治的なメッセージを送っているのです。クライミングはそのために必要な手段なのです。」

今回のニュースを見た人々からは、「あなたの勇気、自己犠牲、そして人間性に敬服します」、「ジェノサイドに苦しんでいるパレスチナ人への支援のメッセージをありがとうございます」といったロベールさんの行動を称賛するコメントが多数あがっている。

画像は『Alain ROBERT 2023年11月9日公開 YouTube「The 190m Totalenergies building freesolo at 61 . My call for peace in between Israel and Palestine」、2017年6月13日公開 YouTube「the french spiderman climb Sky Melia Barcelona」』『On The Roofs 2016年2月11日公開 YouTube「Shun Hing Tower in Shenzhen」』のサムネイル、『Alain Robert 2023年11月8日付Instagram「reaching the top of the 190m building energy on a very cold and windy day after a big struggle near the top due to the strong wind」』『New York Post 2021年8月12日付「Embrace fear: Free climber scales another London skyscraper」(Yui Mok/PA via AP)』『Metro 2018年5月28日付「Mamoudou Gassam who climbed building in Paris to save child on balcony is declared a hero」(Picture: Habib Bibou/Facebook)』『The Sun 2020年6月19日付「HIGH AND FRIGHTY Heart-stopping moment teenage daredevil pretends to throw himself off 600ft high balcony」(Credit: SWNS:South West News Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

アラン・ロベールさんは2017年6月、スペインにある29階建ての高層ホテルに挑み、117メートルの高さを約20分で登り切っていた(画像は『Alain ROBERT 2017年6月13日公開 YouTube「the french spiderman climb Sky Melia Barcelona」』のサムネイル)

イギリス人フリークライマーは2021年8月、英ロンドンの23階建て高層ビルを10分ほどで屋上まで登り切った。彼は「こうした活動を通じて気候変動に対する人々の関心を高めたい」と語っていた(画像は『New York Post 2021年8月12日付「Embrace fear: Free climber scales another London skyscraper」(Yui Mok/PA via AP)』のスクリーンショット)

仏パリのマンションで2018年5月、5階バルコニーから転落しそうになった男児を見事に救出した男性。彼には“パリ18区のスパイダーマン”と称賛の声があがっていた(画像は『Metro 2018年5月28日付「Mamoudou Gassam who climbed building in Paris to save child on balcony is declared a hero」(Picture: Habib Bibou/Facebook)』のスクリーンショット)

英マンチェスター在住で命綱を使わずに高層ビルでスタントをするYouTuber。2020年に話題になるも「命をもてあそぶなんて…」と批判の声が続出していた(画像は『The Sun 2020年6月19日付「HIGH AND FRIGHTY Heart-stopping moment teenage daredevil pretends to throw himself off 600ft high balcony」(Credit: SWNS:South West News Service)』のスクリーンショット)

ウクライナとロシア出身の若手写真家、2016年には384メートルの中国・信興広場タワーに命綱なしで登っていた(画像は『On The Roofs 2016年2月11日公開 YouTube「Shun Hing Tower in Shenzhen」』のサムネイル)

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