フランスのスパイダーマンとして知られるアラン・ロベールさん(Alain Robert、54)が今月12日、スペインのバルセロナにある高層ホテルを命綱なしで登り切った。Facebookで拡散され多くの海外メディアも報じているが、アランさんはビル登りを若干12歳の時から始めていたことを自叙伝で明かしている。
フランス出身のアランさんは世界の高層建築物に、時には無許可で命綱を着けずに何度も登頂してきた。そのたびにメディアに登場し、「フランスのスパイダーマン」と呼ばれるほど有名なフリークライマーである。今回はスペインの29階建ての高層ホテル「メリア バルセロナ スカイ」に挑んだ。
アランさんのYouTubeチャンネルでは、117メートルの高さを約20分で登り切ったことが伝えられている。動画はヘッドマウント型カメラで撮影されており、時折“下界”を撮影したシーンでは地上の通りを走る車が豆粒のように見える。
これまで100回ほど世界中の高層ビルに登り続けてきたアランさんだが、高層ビルに挑むようになったきっかけは12歳の時だった。ある日、学校から自宅マンションに戻ったアランさんはポケットに入れていたはずの鍵がないことに気づいた。