世界中の高層ビルなどに登ってはスリリングな写真を撮り続けているウクライナとロシア出身の若手写真家。今回は中国広東省の「信興広場タワー(Shun Hing Square Tower)」から撮影された映像が飛び込んできた。
ヴィタリー・ラスカロフさん(Vitaliy Raskalov、21)とヴァディム・マコロフさん(Vadim Makhorov、25)が写真家としてのキャリアをスタートしたのは5年前。ドイツのケルン大聖堂(157メートル)、中国の上海タワー(632メートル)など世界中を渡り歩いてきたプロジェクト「On the Roofs」を通じて、誰もが息を呑むような高所からの写真をYouTubeや自身のブログにアップしてきた。
2013年に登ったエジプト・ギザの大ピラミッドでは、歴史ある遺跡を軽視した行動だとお咎めを受け謝罪に追い込まれるなど、メディアで大きく報じられた。しかもこの2人、来日した際には「ギネス世界記録」にも認定された世界最長の吊り橋、明石海峡大橋にも登っている。
今回、彼らとアイヴァン・ビアカスさん(Ivan Beerkus)の3人で挑戦したのは384メートルの広東省深セン市にある信興広場タワー。世界で28番目に高いタワーで、尖塔部分は59メートルもあるが、誰もが利用できるエレベーター、階段を利用した後、彼らは命綱をつけず素手で頂上まで一気に登る。高所恐怖症の人は見ているだけでもハラハラする映像だが、やはり頂上からの眺めは圧巻だ。「何故このような危険な挑戦をするのか?」の質問には「登る時のスリルがたまらないから」と答えている。
出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)