英イースト・ロンドンの23階建て高層ビルで、1人のイギリス人フリークライマーがある挑戦を始めた。地上からロープ無しでビルの外壁をスルスルと登り始めると、ものの10分ほどで屋上まで登り切った。こうした挑戦を続けている男性は、過去に逮捕された経験もあるという。それでもチャレンジを続けるそのモチベーションやメンタル維持の方法を『London Evening Standard』などが伝えている。
今月12日午前、フリークライマーのジョージ・キング=トンプソンさん(George King-Thompson、21)が英ロンドン東部ストラトフォードにある高層ビル「Unex Tower」を命綱やロープを使わずに頂上まで登り切った。
屋上に到達する2フロア前では煙草を吸うために小休止を挟んだそうだが、それでもたった10分ほどで頂上に到達した。そんなジョージさんは、独自の考え方でメンタルを維持しているという。
「私は恐怖に呑まれるのではなく恐怖をコントロールし、それを自分の強みとして利用する考え方を心得ています。この考えを毎回のクライミングで活用しており、今回もこれで乗り切りました。」
同ビルを登った後にそう明かしたジョージさんは、今月3日にも同地域にある別の36階建て高層ビル「Stratosphere Tower」を30分以内で登り、ニュースになっていた。
「簡単なクライミングであるかどうかに関わらず、死のリスクを軽んじることはできません。私はどんなクライミングでも、同じレベルの集中力で臨みます。そうでなければ致命的なものに繋がってしまうのです。」
ジョージさんは死と隣り合わせのクライミングを終えると、