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writer : kanna

【海外発!Breaking News】アラスカ航空、熱帯暴風雨のなかハードランディング 乗客が恐怖を語る(米)<動画あり>

乗客らは「火花が散ってるぞ! どうして火花が出ているんだ」と動揺していた。

着陸中の機内から外の様子を撮影した動画では、左主翼の下から火花が激しく飛び散り、機内で乗客らが叫ぶ声も聞こえていた(画像は『Abhinav Amineni 2023年8月21日公開 YouTube「Plane crash in SNA airport(john wayne)8/21/2023」』のサムネイル)

カリフォルニア州ロサンゼルスのテレビ局『KABC-TV』の報道によると、この動画を撮影したアビナブ・アミネニさん(Abhinav Amineni)は「パニックになっていた。火花を初めて見た時、飛行機に引火するのではないかと思った」と語った。高校生のアビナブさんは友人と一緒に飛行機に乗って、シアトルでのクリケットの試合から帰宅中だったそうだ。飛行機が無事に停まって、ホッとしたと語っている。

伝えられるところでは、ボーイング737型の同機が着陸した時の大きな衝撃により、左側の主脚が翼を突き破った。その結果、左側のエンジンが滑走路に接触したまま、航空機が停止するまで引きずり続けた際に摩擦により火花が発生したようだ。また機体は、誘導路に入ったところで動くことができなくなったという。

甚大な損傷を受けたアラスカ航空ボーイング737-800機の左の主翼と主脚。アラスカ航空は「今回の事故はまれな出来事ではありますが、当社の運航乗務員は様々な状況で安全に対処できるよう徹底的な訓練を受けています」と声明を出している(画像は『Sam Chui 2023年8月21日付「ALASKA AIRLINES BOEING 737 SUFFERS HARD LANDING, BADLY DAMAGED」(Image via Twitter SDYankee69)』のスクリーンショット)

ジョン・ウェイン空港とアラスカ航空の発表によると、1288便には乗客106名と乗務員6名が乗っていたが、オレンジカウンティ消防局の誘導のもと全員が無事に降機し、バスでターミナルまで搬送されたという。負傷者はいなかった。

動画を見た人々からは、「Wow、クレイジーだ」「みんな無事でよかった」「ゴーアラウンド(着陸のやり直し)するとか、別の空港に行くとかできなかったのか?」「主翼と着陸装置が随分やられてるなぁ」「(空母上で硬着陸を行う)海軍上がりのパイロットか?」といった声があがった。

またジョン・ウェイン空港をよく知る人たちからは、「滑走路が短いこの空港では、普段でもハードランディングすることになる。特に濡れた路面で風が強い状況では最も安全な着陸方法だ」と、パイロットの着陸判断に理解を示す意見も多く見受けられた。

ではなぜ、着陸装置が押しつぶされたのか。現在、アラスカ航空の整備・安全チームが機体を検査している。

画像は『Sam Chui 2023年8月21日付「ALASKA AIRLINES BOEING 737 SUFFERS HARD LANDING, BADLY DAMAGED」(Image via Orange County Fire Authority)(Image via Twitter SDYankee69)』『NBC News 2023年8月23日付「Sparks fly from Alaska Airlines plane after it lands in Southern California during Tropical Storm Hilary」(Orange County Fire Authority)』のスクリーンショット、『Abhinav Amineni 2023年8月21日公開 YouTube「Plane crash in SNA airport(john wayne)8/21/2023」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

まだが雨が降るなか、タラップ車からオレンジカウンティ消防局の隊員に誘導されながら飛行機を降りる乗客ら。幸い負傷者は出なかった。ある乗客は「席を立つと機体が傾いているのが分かり、一体何が起きていたの?」と驚いたという(画像は『NBC News 2023年8月23日付「Sparks fly from Alaska Airlines plane after it lands in Southern California during Tropical Storm Hilary」(Orange County Fire Authority)』のスクリーンショット)

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