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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】レストランに誕生日ケーキを持ち込んだ客、カット代3000円以上が加算され物議醸す(伊)

そこにはピザやドリンクなど注文した品に並んで「20×ケーキサービス」という一文が確認できる。グループの人数は明らかになっていないが、大きなケーキをカットしてお皿に盛るなど、レストランは少なくとも20人分のケーキを提供するために準備したようだ。そしてその代金として1人当たり1ユーロを加算し、合計20ユーロになったのだ。

英ニュースメディア『Daily Express』によると、イタリアでは記念日にケーキなどをレストランへ持ち込むのは一般的な行為だという。日本では別の店から持ち込む場合は追加料金がかかることが多いが、イタリアではレストラン側が切り分けたりしても追加料金が発生することは少なく、あったとしても気持ち程度の良心的な料金だという。しかし最近のイタリアでは、カット料金などを請求する店が増え始めている。

イタリア北部のロンバルディア州コモ湖にあるバー「Bar Pace」で、サンドイッチを注文した客が半分にカットした代金として2ユーロ(約317円)が加算された。コモ湖は富裕層の集まる高級リゾート地と知られるが、それでも客はこの請求に驚いたという。このバーのオーナーは「もしお客様がトーストを2つに分けてほしいとリクエストしたら、私は2枚のお皿とナプキンを用意し、両手で運ばなければなりません。『お客様はいつでも正しい』というモットーで商売をしていますが、追加のリクエストにはコストがかかるのも事実です」と主張した。

今回のケーキの切り分け料金について各メディアが報じると、「持ち込み料金がかかるのは当たり前じゃない?」「食器洗いもあるし、ケーキを切ったり運んだりしたスタッフの給料もあるからね」「人々がタダ働きすると思ってはいけないよ」と肯定的な意見のほか、「最近は少しでも客からお金を取ろうとする店が多いから、ちゃんとレシートを確認しないとね」「私もケーキの切り分け代を請求されたことがあるけど、驚いたよ」といった声もあがった。

ちなみに今年1月にはアメリカで、ペットである魚の分まで家賃が必要と記載された驚きの契約内容が物議を醸していた

画像は『The Sun 2023年8月14日付「DESSERT STORM Holiday warning as restaurant charges diners £17 just to cut a birthday cake in tourist hotspot」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

持ち込んだケーキをレストランで切り分けてもらったところ、ケーキのカット料金として3000円以上が加算されていた(画像は『The Sun 2023年8月14日付「DESSERT STORM Holiday warning as restaurant charges diners £17 just to cut a birthday cake in tourist hotspot」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット)

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