エミリーちゃんのことを「歩く奇跡」と表現した。
そんなエミリーちゃんは今年の7月23日に9歳の誕生日を迎えるが、エイミーさんは「成長するにつれて、娘は自分の外見が人と違うことを気にするようになりました」と明かし、こう続けた。
「エミリーはちょっぴり生意気ですが、とても美しい子に育ちました。日々を元気いっぱい過ごしていて、特に好きなのはメイクをして遊ぶことです。それも髪の毛がないのにもかかわらず、髪を梳かすような素振りを見せるのです。」
「そしてある日のこと、娘がこう言ってきたのです。『ママの髪でかつらを作って欲しい』とね。」
実はエミリーちゃん、火傷の後遺症により髪の毛が二度と生えることはないそうで、エイミーさんは医師にそのことを告げられた日から「娘のために地毛でかつらを作りたい」と、ずっと髪を伸ばしてきたという。
そして昨年2月、6年ぶりに髪を約25.4センチ(10インチ)切ったエイミーさんは、娘に内緒でカスタムメイドのかつらを作ってくれる人を探し始めた。
ところがかつらは平均28万円(2000ドル)と高価なうえ、かつらを作ってくれる人がなかなか見つからず、8歳の誕生日に間に合わせることができなかった。その後、やっとオンラインで注文できるミネソタ州の店を見つけると、今年4月にはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを設置し、かつら代や今後も続く手術への寄付を募った。
エイミーさんは4月下旬、娘に「帽子を作るから」と言って頭のサイズを測ったそうで、7月初めに7年越しの夢が叶い、エミリーちゃんに少し早めの誕生日プレゼントを渡すことができたのだった。
なお当時の様子を収めた動画では、プレゼントの袋を開け、かつらを手にする娘に、エイミーさんが「『ママの髪の毛でかつらを作って欲しい』と言ったのを覚えてる? これはあなたのかつらよ! ママの髪の毛でできたね!」と嬉しそうに語りかけ、「つけてみる?」と顔を近づけるのが見て取れる。
するとエミリーちゃんの目からは涙が溢れ出し、カメラを回す祖母に「泣いてるの?」と聞かれて母に抱きついた。エミリーちゃんはその後、初めてかつらを着用し、恥ずかしそうにカメラを見つめていたが、エイミーさんは後にこのように述べていた。
「娘には少しでも早く、かつらを渡したかったのです。娘はかつらがとても気に入っていて、私までワクワクしています。かつらは色々なアレンジもできるし、これからが本当に楽しみなんですよ!」
ちなみにこのニュースには、「なんて素敵なの! ママの髪で作ったかつらなんて本当に特別ね!」「思わず泣いてしまったわ」「エミリーちゃん、とても似合っているわ」「震えてしまった」「いい話!」「嬉し涙って素晴らしい!」「ジーンときた」「あんなに小さな時に火傷をして本当に大変だったよね。苦しかったと思う。でもあなたはとても美しいと思うわ」「なんて温かい家族なの!」といったコメントが寄せられている。
画像は『Yahoo Life 2023年7月11日付「Little Girl Opens Her Birthday Gift And It’s A Wig Made From Her Mom’s Hair」(Photo: TikTok / @philmyers08)』『Amy Hawks 2021年7月25日付Facebook「July 23rd you were born and it was one of the happiest days of my life!」、2023年4月2日付Facebook「This popped up in my iPhone photo album today and I had to share!」、2022年2月16日付Facebook「It’s been awhile!!」』『Belinda 2023年6月3日付TikTok「Emilys journey.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)