2人は一緒にロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーに出かけるなどして親交を深めていった。王配は2017年に現役公務から引退後、ノーフォーク州に所有するサンドリンガムの邸宅で多くの時間を過ごしたが、ペネロペは敷地内にあるコテージの常連客だったという。
2021年4月に王配は崩御し、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で葬儀が執り行われた。コロナ規制のため招待客は大幅に縮小されたが、ペネロペは選ばれた30人の招待客の1人だった。なおペネロペは今年9月の女王の国葬にも参列している。
同メディアによると、ドラマの中でフィリップ王配役を演じた俳優がペネロペを演じた女優に対し「結婚生活が別々の方向に成長した」と打ち明け、問題を抱えていることを告げるシーンがあるという。
エリザベス女王が先月8日に崩御したばかりにもかかわらず、Netflixがこのような内容を配信することについて、王室関係者らは怒りをあらわにしている。
1998年から2000年まで女王の広報担当者だったディッキー・アービター氏は「女王陛下がフィリップ殿下の隣に埋葬された数週間後だというのに、これは実に不愉快だ。率直に言うと残酷な駄作でしかない」と斬り捨て、こう続けた。
「ペニーは家族全員にとって長年の友人だった、というのが真実です。Netflixは他人の気持ちなんてどうでも良いんですよ。」
王室伝記作家のイングリッド・スワード氏は、かつてペネロペについて「エディンバラ公の人生で2番目に重要な女性、つまり常に相談相手で忠実な仲間であり、『秘密の番人』である」と表現していた。
そのためスワード氏はドラマの内容を痛烈に批判している。
「悪質極まりない。これは単なるフィクションです。殿下が自身の結婚生活を誰かに打ち明けるなんて、百万年経ってもありえません。王族は正気を保つためにも、このドラマを見ないようにするでしょう。」
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)