海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】友人の食べ残しを食した男性、敗血症を発症し足を切断する羽目に(米)<動画あり>

体全体に紫色の発疹が広がり始めて危険な状態と判断されたため急遽ヘリコプターでマサチューセッツ総合病院に搬送された。

この時JCさんは40度を超える高熱に心拍数が166pmにまで上がり、紫色の発疹が体全体に広がって手と足が壊死し始めてしまったのだ。JCさんは結局、壊死した10本の手の指と脚の膝から下を切断することになってしまったが、治療の甲斐あって命を取りとめることができた。

JCさんの症状は血液検査と尿検査の結果、髄膜炎菌による細菌感染症と診断され、これにより血液が凝固して肝臓が機能不全に陥ったようだ。また皮膚が壊死したのは、髄膜炎菌性敗血症の稀で重篤な合併症である「電撃性紫斑病」を発症してしまったのが原因という。

なお同じ料理を口にしたJCさんの友人は、病院のスタッフに「食べた後、一度だけ嘔吐したものの体調が悪くなることはなかった」と話しているそうだ。医師は症状がここまで悪化した原因について、JCさんが3回接種する髄膜炎菌結合型ワクチンのうち1回しか接種しておらず、ブースター接種をしていなかったこと、また疾病対策予防センター(CDC)が2~3回の接種を推奨する血清群B髄膜炎菌ワクチンも1回しか接種していなかったことを指摘している。

また別の医師によると、エビデンスから考えると食べ残した料理に原因があるように思えるが、今となっては麺から髄膜炎菌を培養し育てることは難しく、この食事に髄膜炎菌があったかどうかは分からないそうだ。ただし髄膜炎菌は唾液を通じて感染することがあり、セキやくしゃみをして飛び散った唾液などを吸いこんだり、食器の共用でも感染するという。友人がその食事を吐いたことで、唾液から食事に菌が付着していた可能性もあり、JCさんに起きたことはかなり稀なアクシデントでさまざまな偶然が重なったゆえに発生したことと述べている。

画像は『The Sun 2022年2月21日付「HORROR MEAL Student has both legs amputated after eating pal’s leftover takeaway in fridge which caused life-threatening sepsis」(youtube / dr bernard)(Credit: New England Medical Journal)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

足を切断することに…(画像は『The Sun 2022年2月21日付「HORROR MEAL Student has both legs amputated after eating pal’s leftover takeaway in fridge which caused life-threatening sepsis」(Credit: New England Medical Journal)』のスクリーンショット)

皮膚は紫色に変色(画像は『The Sun 2022年2月21日付「HORROR MEAL Student has both legs amputated after eating pal’s leftover takeaway in fridge which caused life-threatening sepsis」(Credit: New England Medical Journal)』のスクリーンショット)

1 2