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70年の在位期間を振り返った。
まずは1959年にバッキンガム宮殿で撮影したモノクロームショットだ。女王はデスクの上に置いた赤い箱に手をあて、蓋を開けて中にある文書に目を向けている。
次は1972年、スコットランドの私邸バルモラル城内にある書斎での様子だ。赤い箱はサイドテーブルに置かれており、女王はすでに出された書類に手をかけ、カメラに向かって微笑んでいる。デスクの上には、家族の写真ずらりと並んでいた。
その次は1977年にウィンザー城で撮られたものだ。手前にある赤い箱は蓋が開いており、中には書類がびっしりと詰まっている。女王は深刻な表情で、文書に目を通している様子がうかがえる。
最後に披露したのは、2015年に撮影したバッキンガム宮殿の謁見室での様子で、同年9月に英史上最長の在位となったことを記念して公開された写真だ。
手前にある赤い箱は蓋を開けて置かれているが、中身は空のようだ。ピンクの花柄のドレスを着たエリザベス女王は書類を手に持ち、カメラに向かってポーズを取っている。
現地時間5日には、女王が即位70周年を記念する声明を発表。支持してくれた国民に感謝の意を述べるとともに、チャールズ皇太子の妻カミラ夫人に将来「クイーン・コンソート(王妃)」の称号が与えることを要望した。
画像は『The Royal Family 2022年2月6日付Instagram「This photograph has been released to mark Accession Day 2022:」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)