次第に周りからの心無い言葉に耐えきれず、自殺を図ったこともあったそうだ。

そんな中でアーニャさんはある男性と結婚し、子供を身ごもった。ところが彼女が妊娠したと知った夫は、行方をくらましてしまったという。それからというものアーニャさんは物乞いなどして、女手一つで現在11歳になる娘のダーシャさん（Dasha）を育てた。

そして2015年に今の夫アレクセイさん（Alexey）に出会い、一緒に暮らすこととなった。アーニャさんはアレクセイさんについて「夫は、私の美しい心に惹かれ私を愛していると言ってくれたのです」と話しており、農場で働くアレクセイさんの収入は決して十分とは言えないながらも幸せな時間を過ごしていた。

だが今年2月、アーニャさんは再び火事に見舞われてしまったのだ。家族3人が無事に避難できたものの家はほぼ全焼し、家財が全て燃えてしまった。原因は配線不良によるものだった。

火事によって家を失った後、一家はアーニャさんの叔母宅に身を寄せている。そんな状況にもかかわらずアーニャさんは「新たな人生の門出」と前向きに捉え、より多くの収入が見込める都会へと家族で引っ越して再出発をする予定という。

またアーニャさんは、メディアのインタビューに応じ「テレビ番組の制作側が『アメリカで手術が受けられるよう手伝いたい』と申し出てくれたのですが、結局何も事は進みませんでした」と明かしている。

しかしながら詳しい経緯は伝えられていないものの、アーニャさんは近々モスクワにて無料で手術を受ける予定とのことだ。

画像は『The Sun　2021年3月24日付「TREATED LIKE A FREAK Woman who suffered horrific burns in house fire was put in ‘freak show display’ to raise cash for her gran」（Credit: Pavelvolkovphoto/Newsflash）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）