中国では今月1日から5日間、労働節(メーデー)に伴う大型連休となり、多くの人が国内旅行を楽しんだ。そんななか江蘇省の泰州動物園では1日、連休に合わせて“パンダ犬(熊猫犬)”の園舎をオープンし物議を醸した。シンガポールのニュースメディア『The Straits Times』などが伝えている。
中国の大型連休の初日である1日、江蘇省の泰州動物園では2匹のパンダ犬がお披露目され、園舎前では来園客が長蛇の列を作った。
たまたま同園の前を車で通りかかったという女性は3日、たくさんの車が園内に吸い込まれていくように入っていくのを見て来園を決めたそうで、入場すると多くの人が「パンダはどこ?」と尋ねるのを聞いたという。そして人の流れに沿って進んでいくと、パンダ犬に行き着いたそうだ。
このパンダ犬に対しては「新種の動物なの?」「本当にパンダなの?」と混乱する人もいたようだが、実はぬいぐるみのようなモコモコの被毛を持つ中国原産の「チャウチャウ」で、スタッフが長い毛を刈りこみ、目の周り、耳、両脚などをパンダのように黒く染めていた。そして園舎の前には、「パンダ犬は実際の犬種ではありません」と説明書きが添えられていた。
同園のスタッフである柳秋明さんによると、パンダ犬は連休中の目玉だったそうで、