イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】マライア・キャリーの回顧録で「精神的苦痛を受けた」 実姉が1億円超の訴訟起こす

この一連の描写にアリソンさん本人はかなりご立腹の様子。米時間1日にはニューヨーク州の裁判所に書類を提出し、マライアを訴えるという行為に出たことが報じられた。

アリソンさんは、著書に見られる自身の描写はどれも実証がない上、残酷かつ理不尽なものであり、マライアが著書の売上を伸ばすため故意にセンセーショナルな内容に書き立てたもの―と抗議しているほか、有名人の立場を利用し無一文の自分を攻撃していること、さらには同著の出版により重度のうつ症状を発症し、アルコールにも再び手を出さざるを得ないほど心身の健康を損なってしまったなどと主張している。このたびの件でアリソンさんはマライアから多大な精神的苦痛を受けたとして、125万ドル(約1億3000万円)以上の賠償金を求めたことが複数のメディアによって伝えられた。

ちなみにアリソンさんが身内を訴えたのは、これが初めてのことではない。アリソンさんは昨年にも、10歳当時に実母パトリシアさんから性的虐待を受けたこと、それが引き金となり心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患ったことなどを主張してメディアを賑わせていた。

マライアには姉アリソンさんのほか、10歳年齢の離れた兄モーガンさん(61)がいるが、昨年あるインタビューの中できょうだいとは昔から疎遠であること、そして家庭環境は自身が生まれる前からかなり劣悪だったことなどを次のように明かしている。

「兄や姉とは子供時代を一緒に過ごしたわけじゃないから、お互いのことはよく知らないの。」
「私が物心ついた頃、2人はすでに心に深いダメージを負っていたわ。」
「2人は黒人の父親と白人の母親と一緒に、家族として過ごしていた。私はほぼ母親としか暮らさなかったから、兄と姉は私のそんな境遇を気楽にしてるって思っていたみたい。実際そんなことはなかったけれど。」
「2人はいつだって、私は呑気に悠々としてると思っていたのよね。」

劣悪な家庭環境に負けず、自身でシンデレラストーリーを叶えたマライア・キャリー「回顧録の執筆は一世一代の決断だった」「自分の言葉で真実を伝えたい」と身を削る思いで完成させた自信作が、肉親との溝をさらに深めてしまったという事実は気の毒でしかない。今回の訴訟について現時点でマライア側からコメント等は発表されていないが、引き続き今後の展開に注目が集まっている。

画像は『Mariah Carey 2020年9月29日付Instagram「Butterflies in my stomach but pride in my heart.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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