2017年は540もの公務に出席、2018年には180日間を公務に費やすなど「英王室一の働き者」と話題になった。母エリザベス女王を見習ってか、今年8月に古希を迎えた現在もなお精力的に公務に励む姿が国民の支持を集めたようだ。
■第5位 フィリップ王配
今年6月に99歳の誕生日を迎えたエリザベス女王の夫フィリップ王配が、支持率50%で第5位に。2017年8月に正式に公務から引退後はノーフォーク州サンドリンガム御用邸の一角ウッドファーム・コテージで余生を過ごしていたが、新型コロナウイルスの影響にともない現在はエリザベス女王とともにウィンザーで過ごしている。先月の結婚73周年の際にはエリザベス女王とのツーショット写真が公開され、ネイビーブレザーにネクタイの凛々しい姿が「相変わらずハンサム」と注目を集めた。
今年はこのような顔ぶれがトップ5にランクイン、王位継承権第1位のチャールズ皇太子は、過半数を下回る47%の支持率で第6位にとどまった。2018年はエリザベス女王を抑えて第1位、昨年は支持率71%で第2位にランクインしていたヘンリー王子は、今年はわずか42%という低支持率でまさかの7位に転落した。妻メーガン妃も昨年はほぼ過半数の49%を得ていた支持率が今年は40%とガタ落ち、第6位から第9位へとランクダウンしている。チャールズ皇太子の妻カミラ夫人は第11位で今年も昨年同様トップ10圏外となったが、昨年の29%から34%と支持率を上げている点や、女性のみによる統計ではメーガン妃(第11位)よりもカミラ夫人(10位)の方がランクが上であることは興味深い結果と言えよう。
なお「YouGov」のランキングはこのような性別による統計のほか、英国における“ベビーブーム世代”(1946年~1964年生まれ)、“X世代”(1960年代中盤から1980年代序盤生まれ)、“ミレニアル世代”(1980年代~1990年代後半生まれ)と世代別による統計結果も発表されている。今年急激なランクダウンを見せたヘンリー王子夫妻は、ベビーブーム世代の統計では12位(ヘンリー王子)と13位(メーガン妃)とさらにランクを落としているのに対し、ミレニアル世代の統計では4位(メーガン妃)と5位(ヘンリー王子)にランクインしており、王室離脱という夫妻の大胆な決断が世代によってかなり違った受け止め方をされていることが証明された形となった。そしてどの世代、性別による統計でも安定した支持率を見せ、すべての統計結果において第1位の座に君臨したエリザベス女王の人気ぶりも特筆すべき点である。
画像1、3、9枚目は『Duke and Duchess of Cambridge 2018年6月9日付Instagram「The Queen’s Birthday Parade」、2020年10月10日付Instagram「Behind the scenes of Prince William’s @ted talk」、2019年1月10日付Instagram「The Duchess of Sussex will become Patron of four organisations that reflect the causes and issues with which she has long been associated including the arts, access to education, support for women and animal welfare.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)