英世論調査機関「YouGov」による今年の英王室人気ランキングが発表された。1月に王室からの離脱意思を表明し、現在カリフォルニアに居を構えるヘンリー王子・メーガン妃夫妻は、大方の予想通りランキングから大きく後退する結果となった。
インターネットを通じた世論調査に特化した英機関「YouGov」が行った調査で、今年も英王室メンバーの人気ランキングが明らかになった。今年のトップ5にランクインしたのは、次の5名である。
■第1位 エリザベス女王
全体で78%、女性からは84%と非常に高い支持率を得て第1位にランクインしたのは、唯一無二の存在であるエリザベス女王だ。94歳の現在も時折乗馬を楽しむというエリザベス女王は史上最高齢の君主であり、最長在位期間記録を現在も更新中だ。今年4月、コロナ危機さなかに行ったテレビ演説では「最高の君主」「心に響く素晴らしいスピーチ」と世界中の人々の感動を誘った。
■第2位 ウィリアム王子
73%の支持率を獲得し第2位にランクインしたのは、故ダイアナ妃の長男ウィリアム王子だ。2018年、2019年と2年連続で3位につけ、毎年安定の支持率を見せてきたウィリアム王子。今年はランクを1つあげ、2位という結果になった。ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子と3人のかわいい子供をもうけた妻キャサリン妃とは、来年4月に結婚10周年を迎える。王位継承権第2位の未来の国王として、また3児を育てるイクメンパパとして、今年も国民から高い好感度を得た。
■第3位 キャサリン妃
夫ウィリアム王子の後を追うように、66%の支持率で第3位にランクしたのはキャサリン妃である。ウィリアム王子同様、今年は4位から1つランクアップしトップ3に食い込んだキャサリン妃は、未来の国王の妻として献身的に夫をサポートする姿勢や伝統を重んじる“控えめ”なアプローチが人気だ。3児の母として熱心に公務に取り組む姿や華やかながらも決してでしゃばりすぎないエレガントなファッションも人気の理由の1つで、女性による支持率が76%と全体と比較し10%も高いことがそれを裏付けている。
■第4位 アン王女
昨年は46%の支持率で第8位だったエリザベス女王の長女アン王女が、今年は57%の支持率を獲得し第4位にランクイン。現在300を超えるチャリティー団体の活動に従事するアン王女は、